馬籠峠から、くねくね急な国道を下りてきました(2021/9/21)。
ここは長野県南木曽町妻籠(つまご)です。中央駐車場に車を止めて散策を開始しました。
(妻籠宿見どころマップ より)
妻籠は中山道の42番目の宿場町です。 馬籠峠からおりて来ると、古い町並みがよく保存されている寺下地区に入ります。 枡形を過ぎると、本陣・脇本陣や旅館・土産物屋が多い上町、中町にやって来ます。 さらに行くと、高札場周辺の下町へ入ります。 宿場の長さは270メートルといいますが、これは枡形から高札場までの距離でしょう。
●妻籠宿(寺下)
中央駐車場から宿場に近づくと尾又橋がありました。立札に「左が車、右が人」と。
橋を渡りかけると、
キラキラ流れ落ちる水。蘭(あららぎ)川です。左奥に見えるのは発電所です。
橋を渡って、寺下地区に入ると、軒下にベンチを発見。
「ごめんなさいよ」
腰をかけて、買っていた野沢菜おやきをゴチに。やっと小腹が満たされました。
「わっ! 時代劇の風景だ」
三度笠にカッパ姿の渡世人が出てきそうです。
こちらは上嵯峨屋(かみさがや)。庶民の旅行が流行り、それに応えた安価な木賃宿です。
旅人は、食料持参で自炊し、板の間で雑魚寝したようですよ。
その向かいを見ると、
格子戸に、みの・笠・わらじがつり下げられていました。しょいこに入った菊も。
その先の町並みは、
「いい感じ」
左の店は、すし桶や曲げわっぱなどの木工製品を扱っているあぶらやです。
「格子戸、何かぶら下がっている」
わらの中に柿を入れてつるし、熟すのを待つそうですよ。
その先で道は二つに。
右は新しい道。中山道は左の直道で、石の階段を約2メートルほどおります。 寺下地区は、このあたりまででしょうか。
石段を下りる前に、ちょっと後ろを見ると、
「おっ! 観光パンフに載っいる光景だ」
石段を下りて、ちょっと行って、また振り向くと、
ほらこれも、観光パンフによく使われる光景。山深い木曽路の雰囲気がよく出ています。
さらに進むと、
常夜灯。それを迂回するように、中山道は左下から、ぐるっと回ってここに出てきて、右に直角に曲がっていました。ここが枡形です。
このあと、高台にある光徳寺にのぼって、いま来たルートを確認しました。
馬籠は山の向こう。右に駐車場。左に橋。左から右下に伸びた寺下の町並み。トタン屋根が多いですね。古くは茅葺だったと思いますよ。
このあと、上町・中町・下町を散策しました。
つづく