9月27日(水)本日のJOG&Walking=40分
朝はやっと涼しくなった。朝の仕事でズボンのケツが汗でハートの形に濡れなくなった。。。だが昼間はやっぱり暑い。今日は30℃越えだ。
さてさて、最近はすっかりシリーズ化しちゃったオレの大好きな「昭和の日本のロックを改めて聴く」コーナーですが、今日はちょっとニッポンのロックでありつつ、英国の香りがする一枚です。
『TETSU&THE GOOD TIMES ROOL BAND / LIVE』であります。
1977年発表の山内テツ&グッド・タイムズ・ロール・バンドのライヴ・アルバム『ライヴ』なんでありますが、このレコードもその昔、名古屋の独身寮にいた頃に購入した覚えがあります。何度か引越ししたときにレコードを全部処分してしまって、これもCDで久々に聴けました。「英国の香りがする」と書いたのは、ご存じ山内テツさんは英国のフリーやフェイセズを渡り歩いたベーシストであり、フリー解散後に帰国して、選りすぐりのメンバーを率いてライブ録音を行った一枚だからなんでありますね。
メンバーはゲイリー・ピックフォード・ホプキンス(Vo)、森園勝敏(G/四人囃子)、上綱克彦(Key/柳ジョージ&レイニーウッド)、桑名晴子(Vo)。ドラムは当時まだ10代だった嶋田吉隆さんで、このアルバムがプロドラマーとしてのデビュー作だったようです。何と言うか、天才ばっかり。やっぱりすごいメンバーです。そして言いたい。このドラムの音、好きです。特にスネアのリムショットの音がいい。スコンと抜けるサウンド、たまりませんね、ごはん3杯ぐらいいけそうです(笑)。
実はまた白状します。とんでもないことですが、山内テツさんの経歴が前提にあって、ゲイリー・P・ホプキンスの歌声がロッド・スチュアートとかポール・ロジャースに近くて、実はこのボーカルはポール・ロジャースと長いこと勘違いしていました。いや、オレは昔はライナーノーツとかよく読まなかったんですかね。レコード買うとすぐにカセットに録音してそればかり聴いていたからかな。いったん思い込むと訂正するきっかけがないので何年もそのままになってしまう。いやお恥ずかしい。。。
録音されたのは、1976年11月金沢観光会館(歌劇座)。
アルバムを聴くとやはり英国の香りがします。最初の曲は「Ain't Too Proud To Beg」。カバー曲ですが、軽快なロックとゲイリーの歌声が英国風。続いてはテツさんの曲で、「 Travelling Man」こちらも軽快なロックンロールで、リフがかっこよくて好きだなあ。3曲目はバラードの「 If You Need Me」。後半ボーカルに桑名晴子さんがからんでいい感じに厚みが増してきます。当時特に好きだったのが4曲目の「634-5789」で、ウィルソン・ピケットの曲ですね。のちにオレ、当時の自分のバンドでレパートリーにしたぐらいでした。5曲目の「 I Know But You Don't Know」もテツさんの曲ですが、ここでギターの森園ワールドが繰り広げられる。これまで控え気味にしていたギターのボリュームをかなり上げています。かっちょいい。
そして、B面に入ってテツさんの曲「Wake Up」で、すっかりニッポンのバンドという雰囲気になります。桑名晴子さんが日本語で歌い上げます。『起きなさい 夢の中から そっと聞こえてくるんだ 今はいない おばあさんの声が 起きなさい 想い出の声』、なんか、泣ける。。。
てなわけで、やっぱり素晴らしい出来のライブアルバムです。