駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

トラ

2005年11月25日 | 駄日記
トラとはエキストラのことで、代役ということである。
ドラマーの経験が長いとトラの依頼をちょくちょく頂く。
今年は1月に静岡ケントスのトラの依頼を頂いた。
土曜日の夜ということで静ケンはお客さんで満員になるが、そのステージ6回の仕事だった。
けっこうきつい依頼だったが、ちょっとだけ考えて引き受けることにした。
プロのきちっとした仕事に、オレみたいな半端者がノコノコと出演してバチが当たらないか、と思ったが、バチが当たることもバチを落とすこともなく無事務めることができた。
無事といっても細かい点はボロボロで、全身冷や汗だったがプロのメンバーの助けを頂いて、曲が立ち止まるような失態がなかったというだけのことである。
細かい点というのを思い出すと、よーけあるでよ。
バンドの「間」が合わなかったり、曲間のタイミングが遅かったり、テンポが合わなかったり、オレのカウントの音が小さすぎて全員に聞こえなかったり、昔やっていた曲なのに曲を忘れてしまっていたり、アレンジが違うことを分かっていながら手癖でPOWDERバージョンで叩いてしまったりと、数え上げたらきりがない。
午前3時に全て終了して、静岡からの帰り道は心身ともかなり疲労していたにもかかわらず、目と頭が冴え、いろいろな意味での反省をして運転していた。録音したMDを聞きながら、勉強になりましたー!と何度車中で叫んだことか。
また、今後の音楽活動のエネルギーを頂いた気分で、まだ今からでも何ステージでもこなせるような気がしていたのを今でも覚えている。
そのステージの模様は、POWDERのHPに載せていただいたので記しておく。
http://www10.plala.or.jp/rock-powder/page039.html
何故、大変なのにトラを受けるか。
1.勉強になる。違うバンドで演奏するって、すごい刺激なんだよなー。
2.困っている人(バンド)を助けたい。断るってなかなかできないじゃん。
3.面白そう。違うバンド、興味あるよねー。
4.人と知り合える。オレ、人見知りなんだけどね。
5.ドラマーとしてのプライド。断ったら逃げ出すみたいじゃんね。
6.アイデンティティの確立。なんちて。
さて、12月11日(日)は、湖西のベンチャーズバンド、井原ヒロシとザ・シャドーズのトラをやらせていただくことになりました。
今まで、スケジュールが合わず何度もお断りしてしまいましたが、今回はしっかりやりまっせ。
コメント (2)
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