ドラムの小道具

(銀座ライオンでのセッティング）
ライブの日には必ず必要なものがあり、忘れて手痛い思いをしたことが何度もある。
○スティックバッグ
忘れるときは必ずドラム持込のときだ。会場に着き、車から機材を下ろして、さあ組むぞという時に気付く。
あちゃー。。である。何もできない。

○スネア
車に積んだままだもんね。と勘違いしてライブハウス付近の駐車場で気付く。ま、お店のやつを借りるか。。となる。

○フットペダル
ハナから持っていかなくて、店のが壊れていたとき。あちゃー。

○ガムテープとメモ帳
俺の必需品だ。写真でもわかるかもしれないが、スネアのミュートは毎回、ライブ前にガムテを小さく切って円筒状に丸めたものをペタ、と貼り付けている。儀式のようなもんだ。
それと、曲順表も同じようにステージ前にメモ紙に手書きして、タムのリムに同じ形のガムテで貼り付けるのだ。
ステージ直前に手書きしながら曲のイントロを思い浮かべ、つなぎの確認をする。時折、曲目の字面だけ読んでも素通りしてしまい曲そのものがイメージできないことがあるが、これなら間違いない。
「曲順表は、ライブ直前に手書きしてガムテで張り付けるべし！」オレの墓にはこう記してくれてもいい。それぐらい自信あるけんの。
ガムテープ自体をよく忘れる。わりとガムテってでかいし重たいし邪魔なんだよね。バッグに入りきれないときもあるから、家の玄関に置き忘れたり、ライブ後に置き忘れてお店の備品（あっという間の消耗品だが）になったりする。しょっちゅうあちゃー。である。

○じゅうたん
な～んでか？ドラム持込のときの必需品である。ドラムマットとして使っている。ドラムが床で滑らないように、と言うことだ。持込の殆どの会場では、床がコンクリート、大理石、木のフローリング、砂利、砂場、雑草、水たまり等だ。（泣ける）
ドラムマットは既製品があるが、パールの製品はハイハット部分が離れていて滑るので意味がない。オレは金輪際一切使わない。だが、オレの演奏させてもらっているMERRY YOU、コットン倶楽部、銀座ライオン、なんでパールのドラムマット使ってんのって！
タマからも出ているが、高くて大きくて重たいので注文したのに返品してしまった。安いやつもあるようなので要研究だが、今のところホームセンターで買った２畳用のカーペットが安くて軽くて、しかもマジックでセッティング図まで書けるので気に入っている。
これを忘れて、会場が大理石だった日にゃ、どうしようもありません。あちゃー。バスドラ１発踏めば30cm前に動くんだから。近くのホームセンターに走るよりしょうがない。

○衣装
これも持込の時よくやる忘れ物だ。しかも忘れるだけでなく、無くなるというのは先日書いたとおりの謎である。いまだに何の音沙汰もない。警察の捜査も迷宮入りになってしまったのか。もう「TVのチカラ」に頼むしかない。
去年のクリスマスの営業ライブだったか、例によって持ち込みの機材の多さにすっかり衣装を忘れ、セッティングが終わったあと、あちゃー。である。
会場の浜松グランドホテルから自宅は遠すぎて、取りに戻れないし、パーティのお客さんは正装しているのにステージのスポットを浴びるオレがジーンズによれよれジャンパーでは絵にならんし困ったな。という時、SAXのいっちゃんが着ていた普段着の真っ赤なフリースがあった。
着てみたらクリスマスのサンタさんみたいで、それでなんとか誤魔化せそうだということで決定。
もこもこしてて演奏しにくかったが、何とか無事終えたことをいっちゃんの普段着に感謝している。
演奏後は、防寒着を着てスポットライトを浴びた後らしく、汗びっしょりだったが、片付け後も当然着替えもなく、その後風邪をひいたのは言うまでもない。
「あちゃーは万病の元」と昔から言うではないか。

○メインの楽器
一昨年だったか、サンタナバンドでティンバレスをやらせてもらった時に、ティンバレスを忘れて出かけてしまった。時間がなくて慌てていたが、自分が何をしに行くんだか馬鹿さ加減に呆れてしまうが会場の名古屋へ向かう途中のインターの入り口で気付いた。あちゃー。だがインターに乗る寸前でよかった。
「あちゃ中の幸い」とオレの墓に刻んでくれ。