「カーボンニュートラルCN・TCFDとトランジション・ファイナンス」シリーズ⑬
7月に開催した環境経営士対象フォローアップセミナーのテーマは「カーボンニュー
トラルCNに向けた日本の政策」副題として2050CN実現に向けた金融施策-TCFD-
トランジション・ファイナンスでした。講師は国の政策立案者の講演からです。
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又はhttps://www.compact-eco.com/ で検索をお願いします。
クリーンエネルギー戦略における金融部分
⚫ 企業のGX投資の促進に向けて、グリーン、トランジション、イノベーションの
3分野における金融機能の強化と、情報開示の充実や市場の信頼性向上等による基盤の
整備を図る。
⚫ 特に、グリーンは発行支援体制の充実、トランジションは分野別ロードマップの拡充や
これを活用したエンゲージメントのためのガイダンス策定、イノベーションは官民金での
リスクシェアも含めた新たな協力体制の構築などを行う。加えて、企業の情報開示の充実、
ESG評価機関の信頼性向上やデータ流通のための基盤整備等を行う。
2050CN実現に向けた金融施策
-TCFD
-トランジション・ファイナン
気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)とは
⚫ 気候関連の情報開示に関するグローバルな要請を受け、民間主導の気候関連財務
情報開示タスクフォース(TCFD)が発足。2017年6月に提言をまとめた最終報告書を公表。
TCFDは、投資家等が重要な気候変動の影響を理解するための任意開示の枠組。
⚫ TCFDに対して世界で3,594機関、日本で997機関が賛同(2022年6月30日時点)し、世界最多。
また、世界の主要企業の環境活動情報を収集・分析するCDP(CDPとは、カスタマー・
データ・プラットフォームCustomer Data Platformのことを指します。顧客一人ひとりの
属性データや行動データを収集・統合・分析するデータプラットフォームです。CDPは、
デジタルマーケティングをおこなう上で、顧客理解の深化や顧客データ活用の幅を広げる
ための基盤として必要不可欠です。)による評価で、日本のAリスト企業数は世界トップ
レベルに到達。
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