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多品種少量生産の効率化 (8回シリーズの2回目)

2019-02-13 18:17:34 | 経営コンサルタント

  日本経営士会発行の「環境CSRニュース」で配信した記事の一部です。日本経営士会 環境CSRのホームページはこちらへ。  http://www.compact-eco.com 

今回のテーマ:多品種少量生産の効率化 (8回シリーズの2回目)

 

いろいろな生産様式(多品種少量生産時代のものづくりには)

種々の生産方式がありますが、工場を指導する専門家になる人は別として、種々の生産方式があるな位の認識で結構です。

 

●ライン生産方式 

 特定の品種の生産のための専用ラインを設置し、特定の品種を連続的に繰り返し生産する方式。コンベア生産ライン、混流生産ライン等のラインがある。

 

●ロット生産方式

 同一行程で2つまたはそれ以上の多数の品種についてその要求量をいくつかに分割、あるいはロットにまとめ、段取り替えをすることにより生産する方式。

 

●セル生産方式

 GT(Group Tecnology)の概念を応用し、工程系列をグルービングファクターにし、部品及びマシンをいくつかのセル(小部屋)に分類し生産する方式で、別途詳しく説明する。

 

●ジョッブ生産方式

 機械を機能中心に配置し、異なる工程をもつ製品が同一の機械を共有する生産方式。

同一の機能や性能を持つ、機械をグルーピングしてレイアウトした職場又はショップをいう。

機能別配置法とも呼ばれる。機能や単一作業の管理がしやすい反面、製品や組み立て品などを製造する全体の流れが把握しにくくなり、それぞれの仕事(ジョッブ)単位でのものの見方になってしまう。少品種多量生産時代の加工部門に多く見られる。

 

●フローショップ生産方式

設備機械の編成形式の1つで、フローショップレィアウト(製品別配置法)とも呼ぶ。

加工経路が同じ場合、工程順に設備を並べて未加工から加工済まで完結する一つの流れを作るラインによる生産方式。

これは、ジョブの流れが決まっており、繰返し生産が行われ、かつ生産量も比較的多い場合に有効である。ジョブとしての流れの管理はしやすくなるが、製品の多様化への対応は難しくなる。また、各機械設備での作業時間が異なることがある。この場合各作業のピッチタイムをとり、ラインバランシングを行い、流れ作業化を実現することが必要となる。

 

次回は「多品種、少量生産の考え方」です。

 

 


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