４月

うっとりするような春半ばの緑の気配と鳥の鳴き声が裏山から漂ってくる。

今日は仕事もなし。家事も適当。
ひとりでパイナップルを食べている。

もうちょっとちゃんとしたらどうだと、自分を責めたい衝動がやめたはずの癖みたいに心の遠くで湧き上がるけど。

ただ、ゆっくりとしあわせでいよう。

誰にも頼まず、しっかり自分で自分を満たそう。

そうする方がね、人の迷惑にもならず、結果的に人のためにいることもできるみたい。

あ、りすが来た。

（見つけられる？木の股のところ、シッポが上だよ）

私が投げたバナナ食べればいいのに。

ほんとはエサをあげてはいけません。