久しぶりにみんなが実家に集まった。
賑やかな気配に紛れて母がいてもおかしくないのにと思う。
「薄着で来ちゃったから寒いや」と言えば、「ちょっと待ってて」と着るものを探してくれそう。
服を探しに行く後ろ姿がありありと浮かんで、なんだか不思議な気持ちになる。
もう物理的にはいなくても、母は私にとって相変わらずある程度リアルな存在だ。
存在は関係性の中にある、五感に染み込んだ感触だ。
私はあんまりお墓に行かない。
仏壇にお線香もあんまりあげない。
いや、行くときは行くし、あげる時はあげるけど。
うまく言えないけど、そこにも理由はある。
私と亡くなった母とはちゃんとつながっている。
間にお墓や仏壇は必要ないんだ。
賑やかな気配に紛れて母がいてもおかしくないのにと思う。
「薄着で来ちゃったから寒いや」と言えば、「ちょっと待ってて」と着るものを探してくれそう。
服を探しに行く後ろ姿がありありと浮かんで、なんだか不思議な気持ちになる。
もう物理的にはいなくても、母は私にとって相変わらずある程度リアルな存在だ。
存在は関係性の中にある、五感に染み込んだ感触だ。
私はあんまりお墓に行かない。
仏壇にお線香もあんまりあげない。
いや、行くときは行くし、あげる時はあげるけど。
うまく言えないけど、そこにも理由はある。
私と亡くなった母とはちゃんとつながっている。
間にお墓や仏壇は必要ないんだ。