業務連絡のようなお手紙の締めに添えられた師の文に、私の背筋はぐっと伸びた。
「状況の推移をよく見極めて、一人一人が問題の一部ではなく解決の一部になるべく工夫と努力を続けてください。」
「不確定な未来に足元をすくわれず、どうか一日一日をおたいせつにお過ごしください。」
それはその人の揺らがない軸、腰、根、座り。
しなやかにやわらかくつよくやさしく
やさしいだけではなく導く灯り。
意図されたところとは違う風にかもしれないけれど。
私の心ははらはらと涙をこぼす、山の桜の花びらのように。
そんな風に人は人から何かを贈られる。
めそめそしてる場合ではないけれど、こぼれた何かの分だけ私も強くなっていく。
他の誰でもない自分の地に足をつけて。
歩いていく。
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