私が一番好きだったのは家庭科の授業でした。
おそらく学校内ではノーマークの家庭科の先生は、そうですか、参観されると聞いていませんでした、とおっしゃいました。
そして淡々と普段通りの授業をなさいました。
先生はすっくと立っている。
大人にしかできないやり方でしっかり地に足をつけて、落ち着きを放っている。
こどもたちをなんとかしようとしていない。
(そんな必要がないから。)
順番にこどもに縫製のやり方を指示する。
適切に。過不足なく。
その教室には息苦しさがありませんでした。
必要なら助けてもらえる。
作業に集中しても大丈夫。
学校が苦手だったり、生きづらかったりする子も、この教室だったら身構えずに学ぶことができるかもしれません。
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