自分に自分がぴったりと合っている
… 以上 …
あ、いや
満遍なく隙間なく過不足なく充填されている
知らなかったけれど求めていたこと
今までは皮をぞんざいに頭に乗せて端をずるずる引きずりながら歩いていた
あちこちからの信号もランダムに届いたり間違えたり
それも自分と知らず格闘していたり
全貌を見ず思い違いをしていた
私が私と思っていたものは私の小指みたいなものだった
私が生活だと思っていたものは私だったし
新しく知った私は世界と同じ大きさと深さだった
なんてなにも知らなかったことか
あと少し、だけど概ね入力が終わったExcelを無くさないように税理士さんあてのメールに添付しておこう
からの送信までの流れるような一連の動作で私の今年の最大（正確には二番目）の難関チャレンジであった確定申告がさりげなく終わった。
ここ数年は焦点が家族から自分が生きることをどうとり戻すか身体を通じて取り組んできていたのだけど、からだにぴったりと合った新生の私は最も苦手とする確定申告もこんなふうに片付けることができちゃったりして。
もちろんバイト代渡して手伝ってもらった娘や税理士さんの助けは借りたけどそれも含めて、ね。
そんないいかげんに終わる終わり方があるなんて知らなかった。
（けど知ってた）
まだレシートは残ってるけどそれはもういいことがわかった。
（いいんだよ）
ほんとうにそうだった。
