歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

前向きな姿勢の件

2024-04-27 13:14:27 | 歴史に学ぶ人事経営論
戦国時代、天下布武を唱えた織田信長は、家臣である明智光秀に討たれた(本能寺の変)。
君主の無念を果たすべく、豊臣秀吉が着々と決戦の準備を進め、いよいよ明日が出発日と決めていた。

姫路城で、つかの間の休息をとっていた際、秀吉が信頼している僧侶が、不吉な進言をしてきた。
「明日のご出陣は日柄が悪ろうございます。再び、この城に戻ることはできないでしょう。出陣は明後日にされ、明日の出陣はおやめなされ。」

当時、出陣の際、僧侶が吉凶を占うことは日常であり、開戦の日時も、それで決定することが珍しくなかった。
その戦勝を祈願する僧が、不吉な事を言っていることが伝われば、城内の士気が下がること明白である。
それに対し、秀吉は、返答した。

「さようか。それはワシにとって、一段と都合のいい吉日である。亡きご君主の無念を果たすため、討ち死にの覚悟であるから、再び、この城に戻るつもりなどない。また、明智に勝利すれば天下の大勝を得ることができ、国中のいずこでも、居城を構えることができるから、この姫路の小城に戻る必要などない。であれば、明日はわが軍にとって、またとなき吉日。」

僧は、秀吉の機転に感嘆したという。また、秀吉の言葉を聞いた家臣らは、安心し、士気も上がったという。

いかなる時でも、プラス思考の秀吉。現在のビジネスでも、活用できるのではないだろうか?


~中小企業の人事・法務担当~
関口総合法務事務所 社会保険労務士・行政書士
ALPHA FOLKS株式会社 代表取締役
関口 英樹

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