歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

経営者のアンテナについて

2018-07-24 09:31:22 | 日記
上杉謙信と武田信玄が12年間の間に5回にわたって戦った川中島の戦い。
最も激闘を極めたのが、第四次川中島の合戦だ。
謙信は、川中島を見下ろせる妻女山に布陣していた。

武田軍の軍師山本勘助は、謙信を倒すべく、キツツキ作戦を立てた。
「我が武田軍を二手に分けます。
3分の1を本陣に残し、2分の3の軍勢で、こっそりと夜霧にまぎれ、
妻女山を登るのです。
そして布陣している上杉軍を夜明けとともに、奇襲するのです。
驚いて川中島に逃げて来た上杉軍を、本陣に残った3分の1の軍全で叩き潰すのです。」
キツツキが、くちばしで木をつつき、驚いて出てきた虫を捕らえる習性に例えたのだ。

しかし謙信は、その作戦を見破った。なぜか?
昼間、武田軍の様子を見ていると、普段よりも米を炊く炊事の煙が多く出ていた。
「これは余分な弁当を作っているに違いない。ということは、やつらは今夜、移動を開始するはずだ。」

武田軍が夜の闇に紛れ裏から回ってくる中、上杉軍は、旗やのぼりを残したまま、こっそりと全軍で下山した。

山を登った武田軍が、上杉軍を襲おうと思ったら、そこは、もぬけの殻だった。
その上、本陣に残った武田軍は、3倍ほどの兵力の上杉軍と戦わざるを得なかった。
作戦を見破られた勘助は、ここで討ち死に。
武田軍は、多数の戦死者を出してしまったのだ。

わずかな変化にいち早く察知し、素早く対処する。
これは経営も、同じではないでしょうか?
時代は目まぐるしく変化しています。
見なさんにおかれましては、常にアンテナを張り巡らせ、
変化に敏感に対処されてらっしゃいます。
だからこそ、皆さんの会社は順調なのでしょう。
その事例を、関口にぜひ教えて下さい。


建設業の方へ
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「とび土工」の資格で、解体工事をすることはできなくなります。

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~中小企業の法務担当~
社会保険労務士・行政書士 関 口 英 樹
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