歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

朝日新聞の記事 ~雇調金がもたらしたもの~

2023-04-25 17:20:27 | 歴史に学ぶ人事経営論
コロナ禍で、売上が落ちたのだが、従業員を解雇せず、休業させ、雇用を守った会社に対し、休業手当の全額が国から支給された制度。
しかしながら、雇用の流動化を阻害してしまった側面もある。業種には、時代の流れに応じ、栄枯盛衰はあり、コロナ禍でも売上を伸ばし、人手不足の業種もあった。そういった業種への、労働力の流動化を雇調金が阻害してしまった。
また、企業が休業対象者に選ぶのは、人事査定の低い、いわゆるダメ社員だ。彼らに対し、「給料は出してあげる(助成金出るから)。出社も仕事もしなくていい」と伝え、1年も2年も休職させるとどうなるのか?
ダメ社員が、スキルアップのため、学ぶのか?あるいは食っちゃ寝、食っちゃ寝して過ごすのか。
雇調金がもたらしたもの、それは、財源不足により、雇用保険料率が上がってしまったことではないか?



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健保組合の行く末は・・・ ~扶養家族と不要家族?~

2023-04-21 17:46:17 | 歴史に学ぶ人事経営論
今日の朝日新聞の記事。民間企業である健保組合は、競合である国の協会健保に勝たなければならない。そのためには、安売りしかない。
しかし、昨今の医薬品の高技術化により、医療費は年々上昇。しかし、保険料は安くしないと協会健保に勝てない。収入よりも、出費が上回っていると想像に難くない。
我々社労士が、実務として携わり肌で感じるのは、「健保組合は、扶養の認定をいやがる」ということ。何だかんだ理由を付け、扶養をしない。
扶養家族というのは、保険料を払わないのに、医療費の支出は生じるという、健保組合にとって、不要家族そのものだ。
前述のとおり、保険料は若干安いが、それも年々上がり、協会健保とほとんど変わらなくなっている今、健保組合のメリットは?




~中小企業の人事・法務担当~
関口総合法務事務所 社会保険労務士・行政書士
ALPHA FOLKS株式会社 代表取締役
関口 英樹

〒221-0005 神奈川県横浜市神奈川区松見町1-12-12-3F
℡&F 045-401-0842 携 帯 080-1174-9553
E-mail hide@hide2008.com https://www.hide2008.com/

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