歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

保育園と行政書士業務

2010-04-28 13:31:26 | 日記
駅前のビルの一角に保育園が入っていることがあります。近年の社会的要請から、保育園が多く設置されています。
その保育園、我々行政書士にとっては重要です。保育園などの保護対象施設の一定の距離以内では、スナックやバー、パチンコ店などの風俗営業が規制されているからです。風俗営業の依頼を受けた場合、一定距離以内に保育園などの保護対象施設があるか確認する必要があります。
保護対象施設となるのはあくまで認可保育園です。ビルの一角にある保育園は無認可であることが多いです。施設や園庭の基準を満たしてないことが多いからです。
何気なく街を歩いているときも「ここに保育園がある」といった情報を常に意識しているのです。
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弁当屋とランチェスター

2010-04-27 11:35:11 | 日記
私がひいきにしている弁当屋は時々一品か二品、おまけしてくれます。チェーン展開の店ではなく、個人経営の店です。「また来てね、おまけするから」と言ってくれます。個人経営の店には、チェーンの店にはない温かみがあります。
私も個人経営です。個人経営者にとって「ランチェスターの法則」は大切なことです。もともと戦争に勝つための軍事戦略ですが、企業の経営戦略に取り入れられるようになりました。一言で言うと弱者(個人経営者)が強者(チェーン展開している大手)と対等に戦う方法です。弱者が強者と同じことをやって生き残れるはずがありません。弱者には弱者の戦い方があるのです。例えば「弱者は接近戦で戦え」というものがあります。つまりお客さんとより接近する営業を行うのです。
この弁当屋がランチェスターの法則を知っているかは分かりませんが、少なくとも実践しているのは確かです。私も依頼者に満足してもらえるよう常に意識しているところです。
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サテライトキャンパスと行政書士

2010-04-26 11:25:21 | 日記
とある街を歩いていたら、雑居ビルの一角に大学のサテライトキャンパスを見つけました。少子化のため、大学も生き残るため必死なのでしょう。近年あらゆるところに開設されています。
こういったサテライトキャンパスは、行政書士の業務を行う上で非常に重要なのです。スナックやバーなどの風俗営業申請の依頼を受けた場合、大学などは保護対象施設となるのです。つまり大学から一定距離以内の場所は、風俗営業が規制されるのです。数年前、申請した時は保護対象施設などなかったとしても、数年後同じ場所で申請しようと思ったら、保護対象施設ができているということがあります。なので我々は常にアンテナを張っていなければならないのです。
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見習うべきは兄弟(ブラザー)

2010-04-24 22:42:30 | 日記
行政書士として独立開業する上で不可欠なものは電話、ファックス、プリンター、コピー機など。私はその四つの複合機である「ブラザー工業株式会社」の製品を愛用しています。スペースもさほどとらず、費用も四つをそろえるよりはるかに安い。
機械音痴な私は、使い方が分からずブラザーに電話をかけて使い方を教わることがしばしばあります。その際、担当の方の対応のよさには脱帽ものです。私もいろいろなところに電話をかけますが、担当者によっては対応が悪いということはよくあります(特に役所)。しかしブラザーの担当の方に関してはそういったことは一切なく、どの担当の方の対応もいいので、気持ちよく教わることができます。担当の方の人柄なのか社員教育が徹底されているのか興味があります。
商品がすぐれ対応もいい。行政書士の私にとっても見習うべきことが多い会社です。

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車椅子の方の接し方

2010-04-22 09:16:46 | 日記
とある介護関係のセミナーに参加してきました。行政書士として相続や成年後見などの業務を行うため、要介護者の方のことを知る必要があるからです。健康な人が親切で車椅子を押してあげる場合、車椅子の方はいきなり押されてびっくりしてしまうことがある、という説明が印象に残りました。一声かけてから、ゆっくりと押すようにとのことでした。車椅子の押し方もコツがあるんですね。
我々行政書士は手続きの専門家であって介護の職種ではありません。詳しい介護の知識があるわけではないので、介護を行うことはできません。車椅子に乗った依頼人から、散歩に連れてってと頼まれたら連れて行ってあげたいのが人情です。しかしもし事故が起こったら重大な責任問題となりえます。
そうならないよう、基礎的な介護の知識が必要になると感じされるセミナーでした。
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発見された剣道初段の免状

2010-04-21 10:59:31 | 日記
実家の押し入れを整理していたら、10年以上前に取った剣道初段の免状がでてきました。他人にとっては単なる紙切れかもしれません。しかし私にとっては努力して稽古をし、審査を受けようやく手に入れたのです。その免状、すべての文字が筆によって手書きで書かれていたので感動しました。
一方、行政書士の免状は名前と日付だけが手書きであとは印刷です。こちらも苦労して手に入れたものなのでが、手書きに比べありがたみが違います。
パソコンで文書を作成したりメールでやり取りすることが多くなりましたが、手書きには人のぬくもりが感じられます。遺言書も手書きでなければいけません。法律的には間違いなく本人が書いたということを証明するためです。しかし文章の重みが違います。
相続の依頼を受けることがありますが、依頼人の思い入れを大切にしたいと改めて実感しました。
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ポイ捨て禁止の効果的な看板

2010-04-19 10:44:05 | 日記
横浜市神奈川区に入江川が流れるせせらぎ緑道というのがあります。人工的に整備され、きれいな水が流れてます。コイや小魚が泳ぎ、ザリガニが釣れます。サギが来る時もあります。かつては生活排水、ゴミなどで汚れていたそうですが、現在のように再生されたそうです。そこを歩いていたら興味深い俳句が書かれた看板を見つけました。「ホタルが飛び交えるように入江川をもっときれいにしよう。」という内容でした。ポイ捨て禁止の看板です。しかし文面はどうしても思い出せません。気になって再びせせらぎ緑道を歩いたのですが見つかりませんでした。
ポイ捨て禁止の看板というと「ゴミを捨てるな」とか「ポイ捨ては犯罪です」などというのが多いですが、その俳句のほうがよっぽど心に響ます。法律論で攻めるのではなく、人間味のある「街の法律家」を目指したいものです。
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二郎ラーメンと行政書士試験との密接な関係

2010-04-17 20:54:08 | グルメ
私はラーメンが好きでよく食べ歩きます。特に二郎ラーメンは時々食べたくなります。こってりでくせになります。神田神保町店はものすごい行列で一時間待ちは覚悟しなければなりません。
私にとって神保町は思い出の町です。行政書士試験の受験勉強のため、水道橋界隈の予備校に通ってました。この辺は学生街なので大手資格試験予備校がたくさんあります。九段下駅で下車し、二郎ラーメンの行列を横目に予備校まで通ってました。しかも本試験会場は日大三崎町校舎だったのでその予備校の目と鼻の先でした。つまり受験中予備校に通うのも、本試験会場に向かうのも九段下駅で下車し二郎ラーメンを通ってきたわけです。
そのせいかどうかラーメン、特に二郎ラーメンが好きな私でした。

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カラオケの十八番は裕次郎とサイモン&ガーファンクル

2010-04-15 10:09:14 | 日記
私はカラオケが好きでよくカラオケボックスに行きます。十八番は石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」やサイモン&ガーファンクルの「ミセスロビンソン」「冬の散歩道」、イーグルスの「ホテルカルフォルニア」などです。古き良き時代の歌が好きなので、「お前ほんとはいくつだ」など言われます。
カラオケボックスやカラオケ教室を営む場合、(社)日本音楽著作権協会に著作権料を払わなければいけません。著作権を侵害した場合、重い刑事罰が科せられたり、損害賠償請求されることがあります。(社)日本音楽著作権協会が警察に告訴をする場合もあります。
カラオケ機材をリースしてる場合、リース料のなかに著作権料が含まれている場合があります。契約書で確認できます。含まれてなかったり機材を買った場合、適正な措置をすべきでしょう。
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落し物の扱い

2010-04-14 11:19:03 | 日記
家族で、ある遊園地に出かけました。そこで携帯電話の落し物を拾ったので、遊園地の職員に届けました。
落し物の扱いについては「遺失物法」という法律に規定があります。「拾得者は、速やかに、拾得をした物件を遺失者に返還し、又は警察署長に提出しなければならない。」と規定されています。通常、落し物を拾ったら交番の警察官を介して警察署長に提出します。拾った人本人が、なくした人に返還するのは難しいですから。しかし施設で落し物を拾った場合、「施設占有者に交付しなければならない。」と規定されています。つまり遊園地の職員を介して園長に交付するのです。
拾った落し物を届ける、このような何気ない行為もちゃんと法律に規定されているのです。ちなみに拾った人には、5/100~20/100の報労金を受ける権利があります。私は権利を放棄しましたが・・・。
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女心と秋の空?春の空?

2010-04-13 16:04:01 | 日記
「三寒四温」という言葉があります。寒い日が三日続いて暖かい日が四日つづく、つまり気候の変化が激しい今の季節です。シベリア高気圧が衰えたり発達したりするためです。「女心と秋の空」という言葉もあります。女心は秋の空のように変わりやすいという意味です。「女心と春の空」って言ってもいいような気もしますが・・・。
夫婦の間でした契約はいつでも取り消すことができる、という規定が民法にあります。例えば無償の贈与契約。これも民法に規定された立派な契約です。奥さんから「誕生日になんか買ってあげる」と言われたとしても一方的に取り消すことができるのです。あくまで法律の上では・・・。春の空、秋の空のようにコロコロ変わらなければいいですね。
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電気屋で保健所の営業許可?

2010-04-12 14:05:28 | 日記
とある家電店で売り物のコーヒーメーカーの販売のため、そのコーヒーメーカーでコーヒーを作り、客に無料で試飲させていました。
さて、試食ですが場合によっては保健所の営業許可が必要になることがありあす。具体的には毎日行ったり、毎週定期的に行うような場合です。このような場合、たとえ無料であってももはや営業とみなされるのです。また地域によっても扱いが異なるので、試食を行う場合、保健所に問い合わせたほうがいいでしょう。
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立ち飲み屋の営業は夜9時まで?

2010-04-09 09:23:24 | 日記
先日、生まれて初めて立ち飲み屋に行きました。これも視野を広げるための社会勉強。低価格でほろ酔い気分になれるので、最近注目されてます。夜遅くまで営業していると思いきや、そのお店の営業時間は夜の9時までだそうです。しかし朝は8時から営業してるとのこと。聞けば開店と同時に客が入るそうです。その地域は京浜工業地帯が近く、夜勤明けの工場労働者が仕事帰りに一杯やるそうです。
さて、お酒をメインに提供するお店の場合、保健所の営業許可とともに、警察の許可等が必要になる場合があります。風営法上の「社交飲食店」か「深夜酒類提供飲食店」です。「社交飲食店」は接待をするお店です。その代わりに原則、夜の12時までしか営業できません。キャバクラやホストクラブなどのようなお店です。「深夜酒類提供飲食店」は接待をしない代わりに夜の12時以降も営業できるお店です。スナックや立ち飲み屋のようなお店です。
しかし私の入った立ち飲み屋は、接待をせず夜9時で閉店するので風営法の許可等はいらないのです。保健所の営業許可だけで営業できるのです。
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ご近所付き合い

2010-04-08 09:44:50 | 日記
道を歩いていたら、屋根の上のテレビアンテナが折れて今にも倒れてきそうな家を見つけました。ここ数日の強風のせいでしょう。そのアンテナが倒れてきたら、隣の家の窓ガラスに直撃するかもしれません。そういった場合、そのお隣さんは「アンテナが倒れてうちに被害がでるかもしれないので、修理をしてください」と請求する権利があります。これを法律的に「物権的妨害予防請求権」といいます。物権の侵害が生じるおそれが強い場合、その原因を除去して妨害を未然に防ぐ措置をするよう請求する権利です。
しかしご近所さんに法的な権利を主張しても角が立つことになります。こういうときこそ、常日頃から挨拶を交わすなどのご近所付き合いが必要になるでしょう。
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契約の解除について

2010-04-06 11:07:05 | 日記
私の住んでいる地域は昔からの町なので都市ガスではなく、今だプロパンガスです。トラックで運んでくるため料金は都市ガスの2倍ほどかかります。ガス料金はガス会社によって異なります。いろいろ調べたところ、現在契約しているガス会社より安い会社を見つけました。月に千~二千円程、節約できる計算になります。早速、現在契約している会社との契約を解除し、新たな会社と契約を結びました。私が誰と契約を結ぼうと自由です。いわゆる「契約自由の原則」です。
契約の解除ですが民法に規定があります。契約を解除するには当事者の一方的な通知で足ります。相手の同意など、必要ないのです。
解除と似てるものに「無効」と「取消」があります。「無効」は主張するまでもなく当然に効力がありません。例えば拳銃の売買など公序良俗に反する場合です。「取消」はいったん有効に成立した契約を取り消すものです。つまり契約自体は有効だと認めてしまうことになります。悪徳業者との契約を解除する際に内容証明郵便を送る場合、「無効」を使うか「取消」をつかうかよく注意しなければならないのです。法的には意味が全然違うのです。
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