歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

人事マネジメントの失敗について

2018-10-29 14:14:23 | 日記
天下分け目の関ケ原の合戦は、わずか半日で決着がついた。
それには、西軍小早川秀秋の東軍への寝返りが大きかったといえる。
この裏切りこそが、戦国乱世に終止符を打ったと言っても過言ではない。

子供のいない豊臣秀吉は、多くの養子を抱えた。
その中で、ずば抜けて頭脳明晰だったのは、小早川秀秋だ。
いち早く、その才能に気づいた秀吉は、天下一と言われる教養人を秀秋の教育係としてあてがう。
わずか7歳にして、秀吉の代理人を勤めるなど、天下人の後継者として、着実に歩んでいった。
優秀な秀秋に対し、秀吉は、大きな愛情を注いでいた。
「いずれお前には、太閤として跡を継がせる。」

しかし秀秋17歳の時、大きな転機が訪れる。
秀吉に実の子、秀頼が生まれたのだ。
この時から、秀吉は愛情のすべてを秀頼に注ぐようになる。
「秀秋よ、お前を小早川家の養子に出すことに決めた」
そう告げられた秀秋は、
「私は太閤殿下の跡継ぎではなかったのか」
と心の中でささやいた。

未来の太閤ではなくなった秀秋は、最果ての地の大名の養子となる。
さらに追い打ちをかけるように、謀反の企てをしたと疑いをかけられ領地を没収されてしまう。

そんな折、秀秋16歳の時、起死回生のチャンスが巡ってくる。
「秀秋よ、そなたを朝鮮出兵軍14万の総大将に任命する」
「この戦で武功を立て、今一度、豊臣家の家臣として返り咲いてやる」
加藤清正、福島正則、黒田親子など猛将を従え、勝利を確信した秀秋だったが、壮絶な寒さと飢えと戦い、負け戦となってしまう。

帰国した秀秋を秀吉は激しく叱責。石高を取り上げた上、越前への転封を命じる。

積もり積もった積年の恨み。
この恨み辛みこそが、関ケ原の合戦において秀秋が東軍に寝返りさせ、豊臣政権崩壊の原因となったのではなかろうか?
つまり、秀吉の労務管理、人事マネジメントの失敗が、敗因ではないだろうか?

組織をも崩壊させてしまう労務管理。
順調に発展されている皆さんの会社では、
どのような人事マネジメントを行っているのでしょうか?
私関口は、非常に興味があるのです。ぜひ教えて下さい。


平成30年に雇用保険料率、最低賃金が変更になりました。
平成29年に厚生年金保険料が変更されました。
平成29年に、育児介護休業法が改正され、
育児介護休業規程の大幅改正が必要となりました。
毎年数回、必ず改正される労働法令の改正に、対応できてますか。

建設業の方へ
28年6月から、「解体工事業」の業種が分離・独立しました。
「とび土工」の資格で、解体工事をすることはできなくなります。

ご質問は、遠慮なく。


~中小企業の法務担当~
社会保険労務士・行政書士 関 口 英 樹
〒221-0001
神奈川県横浜市神奈川区西寺尾3-3-20
℡&F 045-401-0842
携 帯 080-1174-9553
E-mail hide@hide2008.com
http://www.hide2008.com/
★就業規則・労働社会保険手続き
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腹心の部下について

2018-10-22 16:11:00 | 日記
豊臣秀吉のもとで、食料や武器の調達や太閤検地など、裏方として非凡な才能を発揮した石田三成。
その三成の功績をたたえるべく、秀吉は三成のために、九州に33万石の土地を与えた。

「そなたの功績は非常に大きい。明日から九州の主となれ。」

しかし三成は、破格ともいえる待遇を断った。
「私が九州の大名になってしまうと、誰が大阪で行政を担当するのでしょうか?
それができるのは、私しかおりません。どうか、殿のそばに仕えさせて下さい。」

「最後の血の一滴まで、秀吉に捧げる」
茶坊主だった自分をここまで取りたててくれた恩義を強く感じていたのだ。

石高(給料)ではなく、恩義で働く。
皆さんの部下にも、こういった方が多いと感じます。
それもひとえに皆さんの人事管理によるものなのでしょう。
皆さんが部下を管理する上で気を付けてらっしゃることをぜひぜひ教えて下さい。



平成30年に雇用保険料率が変更になりました。
平成30年に最低賃金が引き上げられました。
平成29年9月に、厚生年金保険料が変更されました。
平成29年に、育児介護休業法が改正され、
育児介護休業規程の大幅改正が必要となりました。
毎年数回、必ず改正される労働法令の改正に、対応できてますか。

建設業の方へ
28年6月から、「解体工事業」の業種が分離・独立しました。
「とび土工」の資格で、解体工事をすることはできなくなります。

ご質問は、遠慮なく。


~中小企業の法務担当~
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神奈川県横浜市神奈川区西寺尾3-3-20
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携 帯 080-1174-9553
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