歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

経営幹部のプライドの件

2019-11-26 10:30:22 | 歴史に学ぶ人事経営論
柳川城主である立花宗茂。
豊臣秀吉に、「その忠義、鎮西一。その剛勇、また鎮西一。」と絶賛された。
戦では、無敵を誇った天下無双の猛将だ。

その宗茂。
天下分け目の関ケ原の合戦では、西軍についた。
西軍が敗れ、敗戦の帰路の途中のことだ。
同じく西軍として戦い帰路についている少人数の島津隊と遭遇した。

それを見た重臣が進言した。
「島津家は、先代からの宿敵、今こそ討つべきです。
この際、仇討ちをし、その首を家康殿に差し出して、東軍との和睦を図りましょう。今がその絶好の機会です。」

これはある意味、妙案だ。
仇を討つと同時に、立花家を存続させることができるかもしれない。

しかし、宗茂は即座に一蹴し、その重臣をしかりつけた。
「先般の戦いは立花家と島津家の私闘ではなく、太閤殿下の島津征伐という公の戦いだ。
その後、島津家が降伏して太閤殿下と和睦した以上、島津家に対する恨みは私怨にすぎぬ。
今や島津家は兵も少なく、見るも哀れな姿である。
その相手を小勢に付け込んで討ち、大将の首を手みやげに家康殿に取り入るという卑劣極まりない行為は
サムライのすることではない。まして、同じ西軍として戦った味方ではないか。」

この断固たる言葉に、重臣はじめ他の家来たちは、返す言葉はなかった。

立花武士のプライドを貫き通す。
この考えは、現在のビジネスにも通じるのではないだろうか。
皆さんの会社が発展されているのは、
重職についておられる皆さんの
首尾一貫した方針があるのでしょうか?
その秘訣、今度、教えて下さい。


小さなお子様がいる方にもってこいのイベントです
第10回「こどもり祭り」

日時;11月24日(日)10時~15時

場所;横浜市磯子区田中2-1-2
NPO法人こどもりクラブ
http://www.kaneko-mk.co.jp/

主宰者;NPO法人こどもりクラブ

内容;トン汁、焼きおにぎり、ゲームなどの屋台や、
   木工教室、左官体験など、大工さんらしいイベントが行われます。
   毎年、地元の方で大賑わいのお祭りです。

申し込み不要ですので、皆さんもぜひお越し下さい。

「こどもりクラブ」とは、「こども」と「森」を掛け合わせた造語で、
子供たちに、森林(木)に親しんでほしいという趣旨で設立されたNPOです。

「こどもりクラブ」さんの運営企業が「株式会社金子建設」さんです。
地元横浜で創業90年を超える古い歴史があり、
木造住宅を得意とされている老舗建設会社さんです。
木の良さを伝えるべく、NPO法人を設立しているのです。

この金子建設さん、私関口が顧問社労士・行政書士として、
人事・労務関係はもちろん、決算変更届や経営審査、入札参加申請、
建設業許可関係の手続きを一切担当させていただいております。

地元密着で安心できる建設会社さんの顧問をさせていただき、
感謝です。


経営目標について

私関口は、平成21年に開業以来、今年はちょうど10年目となる。
「開業から5年間は食えないよ。」
我々の業界で諸先輩方がよく言う言葉なのだが、私関口にとって、この言葉は事実だった。
最初の数年間は、キツかった。

どうしようかと途方にくれていた頃、とある人が次の助言をくれた。
「目標を立てなさい。その目標は、案外、実現できるものだ。騙されたと思ってやってみろ。」

そこで関口は、次の目標を立てたのであった。
・100坪の土地を購入する。
・顧問先である前述の金子建設さんに新築工事の依頼をする。

数年が経過し、最近になり、中古の家を買うことになった。
残念ながら、100坪には全然足らない。
築10年たっているので、内装、外装、耐震補強工事を行うことになり、
その工事は、金子建設さんに依頼することができたのだ。

最初に立てた目標は、完全に達成することは叶わなかった。
しかし、それに近いところまで達成できたのだと思っている。

あの時、あの人が言った言葉は、本当だったのだ。
目標は高ければ高いほどいい。
その目標は達成せずとも、それに近いところまでいく。
そう感じる今日この頃なのです。


平成31年に健康保険料が変更されました。
働き方改革スタートにより、就業規則の改正等、
会社の改革が必要となります。
毎年数回、必ず改正される労働法令の改正に、対応できてますか。

ご質問は、遠慮なく。


~中小企業の人事・法務担当~
〒221-0005
神奈川県横浜市神奈川区松見町1-12-12-3F
関口総合法務事務所
社会保険労務士・行政書士 関口 英樹
℡&F 045-401-0842
携 帯 080-1174-9553
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★社会保険・就業規則等の人事労務手続
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専門家の進言について

2019-11-03 15:14:22 | 歴史に学ぶ人事経営論
越後の虎と畏怖された上杉謙信。
謙信を支えたのが、名家老であり智将である直江兼続だ。
兼続は、謙信亡き後、上杉家を継いだ上杉景勝に仕えた。

ある時、徳川家康が会津征伐の大軍を動かした。
上杉家の全軍を束ねる兼続は、家康の軍勢を迎え撃つべく、万全の態勢で待ち構えていた。

ところが、石田三成の西軍挙兵により、家康は下野国小山から、全軍を西へ旋回させてしまった。

その様子を察知した兼続は、景勝に進言した。
「家康軍を追尾して、背後から討ちましょう。」
しかし景勝は、
「背後から敵を討つなどという卑劣な行為は、上杉家の美学に反する。勝てるがゆえに戦わず。」
と、追撃を許可しなかったのであった。
二度、抗弁した兼続は、それ以上の進言を差し控えた。

歴史に「もし」はないが、もし、景勝が、兼続の進言を聞き入れていたならば、歴史は大きく変わっていただろう。
そう、これが軍師たる補佐役の限界なのだ。
どんなにすぐれた助言であっても、トップがそれを聞き入れなければ、どうしようもないのだ。
つまり、人を使う者の器量しだいなのだ。

現代の会社でも同じだ。
部下はもちろん、我々のような外部顧問の専門家の意見に、耳を傾けることができるのか否か。
すべてはトップの器量なのだ。

皆さんにおかれましては、順風満帆そうで何よりです。
それもひとえに皆さんが多数の意見に耳を傾けているからだと思うのです。


平成31年に健康保険料が変更されました。
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