歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

経営と信長の鉄砲の関係

2016-07-28 20:59:57 | 日記
戦国最強といわれた武田の騎馬隊を破った織田信長。
信長は、長篠の戦いで、3000丁の鉄砲を、三段に構え連射するという画期的な戦法を用いたのだ。

ウインドウズ95の開発当時、ソフトバンクの孫さんが、次のように言っているのです。
「インターネットは、信長の鉄砲だ」

当時、インターネットなど、海のものだか山のものだか分からない、うさんくさいというイメージを持っている人が少なからずいた。

信長の当時の鉄砲も、またしかりだったのだ。
当時の鉄砲は、
一度打てば、次に打つまで時間がかかる。
火薬がむき出しになっており、雨が降った戦場では使えない。
命中精度が悪いわりに、コストがかかる。
など、欠点が多かったのだ。
新しい道具というのは、発展途上のため、欠陥が多いのだ。

この欠陥だらけの新しい道具(武器)の長所を活用し、挑戦し続けたことが、他の大名との決定的な違いになったのではなかろうか!

欠陥だらけのインターネットに目をつけた孫さんも、信長のような感覚だったのだろう。

これは皆さんの会社の発展に関しても同じだと思うのです。
新しい技術は、欠陥が多く、扱いにくいといった欠点があります。
皆さんにおかれましては、そういった欠点を改良すべく挑戦し続けているからこそ、今の発展があるのではないでしょうか?
皆さんの発展の秘訣を、ぜひ教えて下さい。


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幹部の団結力について

2016-07-20 09:06:29 | 日記
突然ですが、皆さんの会社の経営幹部は、一枚岩でしょうか?

九州は薩摩の名門、島津家。
16代当主である義久は、弟の歳久とともに九州のほぼ全域を制覇したのだ。
その島津家に、九州を支配下におこうとした豊臣秀吉が、
大軍を送り込み、攻め込んできた。

さすがの島津家も、秀吉の経済力をバックにした秀吉の大軍にはかなわず、軍資金が底をつき始める。
義久は、ジリ貧になる前に和睦に持ち込もうと考えた。
頭を丸めた上で、秀吉に謁見し、自身の娘を秀吉の人質に出したのだ。
秀吉は和睦の条件として、九州のほとんどの地を、没収する和睦案を提示した。

これに反発したのが、弟の歳久だ。
「百姓あがりの秀吉ごときに屈するなど、鎌倉以来の我が家の武門の名折れ」
と考え、島津家当主である兄の和睦に反発し、徹底抗戦を主張した。
そして、兄の停戦命令を無視し、必死にゲリラ戦を続けた。
つまり、幹部同士、一枚岩ではなく、方針がバラバラだったのだ。
それどころか、一幹部である義久が、トップの命令に背き、戦いを続けていたのだ。

義久は、巧みに攻撃を仕掛け、秀吉の乗ったカゴに、6本の矢を射かけた。
秀吉は、難を逃れたのだが、関白となった秀吉に対し、ここまで徹底し抗戦した者は、おそらく義久だけであろう。

島津家あなどれないと悟った秀吉は、より有利な和睦条件を提示した。
その結果、薩摩家は、薩摩・大隅・日向の三国の安堵という
より有利な和睦条件を、引き出すことができたのだ。

要するに、島津家は、経営幹部である兄弟の方針が一致せず、
バラバラな方向を向いていたのだ。
そのことが原因で、秀吉との一件は、有利に解決したのだ。

このことは、会社組織も同じと考えるのは関口だけでしょうか?
経営幹部は一枚岩であるべきか否か、皆さんのご意見お待ちしております。

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懲戒処分について

2016-07-08 08:51:43 | 日記
京都の町で、反幕勢力を取り締まる組織として活躍した新撰組。
局長には、近藤勇・新見錦・芹沢鴨の3人があてられた。
トップが3人の三頭制というのは、当時珍しかった。
組織内のバランスを考慮し、3人を最高責任者にしたのだ。

しかし芹沢の日常行動は、隊の掟に反するものばかりだ。
毎晩のように花街へ出かけ、料金は踏み倒す。
借金まみれの堕落武士に成り果てていた。

こういった状況で、他の重臣たちは「何とかしないとならない」
と考えていた。
近藤は、意を決し、「懲戒処分」を行うことにした。

「懲戒処分」の日、
芹沢は、駐屯地に連れ込んだお梅という女性とともに泥酔していた。
近藤が送り込んだ刺客が、お梅とともに切り殺したのだ。

折しも新撰組が評判のよさで名をあげていた時だ。
この一件で、気が緩んでいた隊士たちは、震え上がった。

しかし近藤は、この処分後、考えた。
「ピンと張った糸は切れやすい。
長持ちさせるには緩みが必要である。
隊則で締め上げると、隊士たちは萎縮してしまうのでは。」

このことは、現在の会社においても、同じである。
こういった場面に遭遇した際、
皆さんならどうすべきなか?
懲戒処分をすべきか?多少のことは大目にみるのか?

ぜひぜひ皆さんのお考えをお聞かせ下さい。

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社内の憎まれ役について

2016-07-01 09:03:13 | 日記
水野家の開祖である水野忠元は、徳川家康とは従兄弟である。
その水野家、六代目の忠辰(ただとき)の代になると、未だかつてない財政難に見舞われた。

幼少の頃から読書家であり、儒学を修めた忠辰は、この状況を打開すべく、財政改革に乗り出した。
腐敗した門閥政治を打破し、賞罰を明確にし、優秀な人材を登用するなど、藩政の立て直しに際し、秀才的ともいえる改革を実行しようとしたのだ。

が、しかし、思うように改革が進まず、挫折してしまった。
秀才にありがちな打たれ弱さから、心が折れ、藩政そのものに愛想をつかし、政務を放棄してしまったのだ。
それからは酒色に溺れ、吉原での遊興に浪費するようになる。
バカと天才は何とやらの言葉とおり、ダメ君主と名君主も紙一重なのだ。

財政難の中、金銀を湯水のごとく使い、そのあまりの不行跡に、母の順性院は、自らの命を絶ち、忠辰をいさめようとした。
母の命に替えた説得もむなしく、忠辰の行いは、一向に改まらなかった。

こういった状況を憂いた勇気ある家老たちによって、忠辰は捕えらえ、座敷牢に閉じ込められてしまうのだ。

忠辰の改革は、概ね的を得たものだった。では、何がいけなかったのか。
人間は、既得権益を放棄できない生き物なのだ。
理屈では、改革の正しさを理解しているものの、自らの待遇が悪くなることに我慢できない上級武士たちの猛反発を受け、思うように改革が進まなかったのだ。

では、どうすればよかったのか。
誰からやらなければならない「憎まれ役」を、トップ自らが担ってしまったことが原因だと、関口は考えているのです。
トップがこれを実行し、万一、失敗した場合、代わりはいないのである。

皆さんの会社におかれましては、順調そうで、経営改革など無縁でしょう。
おそらく危機を乗り越えたからこそ、今があるのではないでしょうか?
そのお話を、関口に聞かせて下さい。




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