故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。
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絵のタイトルは、「洗い清めて」です。
国分寺跡に流れる湧水に青菜がさらされていた。
どうして描こうと思ったのかは、自分にしかわからない。
今日のタイトルは、「「だから荒野」を読了」です。
人には、清らかな部分がある。
しかし、誰(世間)に話しても信じてもらえないことが多い。
作者、桐野夏生は猛々しい。
この作家と出会ったのは、昨年であった。
私は、女性作家の小説は読まない傾向にあった。
若い人たちの歌を聞かないのと同じような理由であったと思う。
「直木賞」、「芥川賞」や「本屋大賞」を受賞した本が一目でわかる。
私が通う図書館が、そんな工夫をしていた。
自由気ままな時間ができた。
本気で学ぶ時間ともいえる。
外国人の作家が書いた翻訳小説も読まなかった。
ひたすら、目先の自分を肥やす(癒す)物ばかりを追いかけた。
暮らすことに精一杯の日々を思い起こす良いきっかけとなった。
2週間の貸し出し期限のなかで、頭の体操ができている。
川を掃除したり、他人の耕作放棄地の雑木伐りや草刈りが楽しい。
こうだったら良いなという妻の希望を叶えるために、畑を鋤くのも楽しい。
身体が動かなくなった友人を少しだけ助けるのも楽しい。
若いしで遊んどるのは我だけじゃと、同級生の散髪屋に言われた。
心に引っ掛かっていることが誰にもある。
苦悩を人に話しても理解してはもらえない。
私より少し先輩の桐野夏生さんが書く小説に、考えさせられる。
若い人たちが書く小説にも驚かされる。
海外の作家も素晴らしい。
どうして目をつむっていたかなんて、考えないことにした。
生きていることが、自分の選ぶ道です。
険し(楽し)かろうが、正直に生きている。
毎晩見る夢で後悔し、現実で補う暮らしです。
しばらく、桐野夏生さんに心酔することにした。
2024年1月27日
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写真のタイトルは、「空き家の雑木伐り」です。
手前に墓が見えます。
雑木伐りをしていたら、墓が出てきました。
雑木伐りがきっかけとなり、持ち主はすぐに墓仕舞をされました。
迅速な対応にこちらが驚きました。
その方の歩く姿は、追い付けないほど速足で、びっくりしたのを覚えています。
今日のタイトルは、「竹きり侍」です。
2日も空けると、できるかなと不安になる力仕事です。
明日は、友人のうちのご神木(15m以上の梅の木)を剪定します。
梅の枝間に手ごろな木切れ(5㎝径以下)を固定し、簡易の自在梯子を作ります。
手ごろな枝を探しに耕作放棄地に行こうとしました。
雑木なら、川端にいくらでも生えてるよと妻が勧めてくれました。
川にせり出した孟宗竹がかねてより気になっていました。
孟宗竹に葛(くず、5㎝径)が絡まり、重みでしなっています。
反対側の道路を通るとき、軽トラの頭をこするほど邪魔になっていました。
雑木の枝を取る前に、竹をなんとかしなきゃと伐り始めました。
葛は何本もの竹に絡まっており一本を切ったところで倒れません。
結局、絡まっている5本の竹を伐ることになりました。
枝取りが竹伐りになり、結局葛退治になりました。
いつもの私の仕事のパターンです。
竹伐りの仕事をするために、竹周りの無数の低木も伐ることになりました。
20本の孟宗竹(40Kg/本)を一本ずつ切り空き地に運びました。
枝付きのままでは嵩張る為、枝を落とします。
夕方になり、数本は枝落としもできず、畑に運んだままです。
今日の仕事となりました。
川端の雑木の枝でごまかそうとしましたが、大変な仕事になってしまいました。
ついでに、川底にある流木と落木も片づけます。
猪が、葛の根を掘ることもなくなるでしょう。
猪は、筍だけにしてください。
この春、川端を散歩する人が増えればよいと思います。
2025年1月25日
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絵のタイトルは、「去る者は追わず来る者は拒まず」です。
歩き疲れた、眠れなかった。
夜明けが来て、アパートに帰った。
今日のタイトルは、「徘徊」です。
日常を離れて、目的もなく歩きたい(小旅行)時があります。
先輩は、ラッシュが過ぎた京浜東北線の電車に文庫本を持って乗るそうです。
読みたければ読み、眠ければ寝たらよい。
夏は涼しく、冬は温かい。(景色が流れるだけスーパーや図書館よりいいかも)
お腹がすいたら、ホームの駅そばなんていかがでしょう。
(私は、東神奈川駅東京行きホームのあなご天そばが好きでした)
この電柱からあそこの電柱までと、行動範囲を息子さんに決められました。
今日は通らないなと、自動車板金工場の主人が言う。
畑で、遠くから見守る人がいる。
昨日は赤い車、今日は軽自動車、一昨日は市役所の車がカフェの前に駐車しました。
降りて来たのは、私たちが借りてるカフェのオーナーでした。
昔、山岳ガイドをしていた、鋼鉄の脚の持ち主です。
地域では、有名な徘徊老人でした。
冬の早朝、裸足で雪道を歩いて、灯りがついてるコンビニで道を聞きました。
コンビニの店員が警察に知らせてくださり一命を拾いました。
友人のお父さんが、玄関まで来て引き返した。
靴を研いていた友人が、「新聞を取りに来たのじゃないの」と声をかける。
お父さんは、座椅子ごと後ろにひっくり返って、起き上がれない。
「起こそうか」と友人が声をかけると、
「起きてもやることがないから、こうしていた」という返事。
ある時、お父さんは自転車ごと行方不明になった。
居なくなって一日が過ぎようとする頃、「見つかった」と警察から電話があった。
駆け付けてみると、生垣に転んだまま、「ご苦労」とおっしゃられた。
島でも、年に数回、「行方不明の老人」について、広報(拡声器)が報せます。
GPS付きの携帯を持たせる。
(充電が十分か。電波が届くところかと心配は尽きない)
(それより、住所と名前を携帯に貼りつけたほうがよいかも)
平たいところが少ない島です。
誰もが知り合いで、「あんたは、どこから来てどこへ行くの」とあいさつ代わりです。
もう少し徘徊したかったが、見つかるのが必定です。
高校生の次女は、学校を休んで高級住宅街を徘徊していました。
姉弟妹たちがひしめく我が家より、豊かそうな広い家に住みたかった。
時間がたっぷりあっても、どこにも出かけない。
徘徊と散歩の区別がつかなる前に、情緒あふれる街角を散策したい。
車の速度の1/10の歩きでは、見えるものが違います。
移住者の私たちは顔が知られていません。
通報されないように、コミュニケーションをとることから始めましょう。
2025年1月16日
徘徊とは、
どこともなく歩きまわること。ぶらつくこと。
(広辞苑より)
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絵のタイトルは、「どちらも咲いた」です。
桜を見に来られた老婦人を描かせていただきました。
いつもより早く描けと、自分を急がせました。
今日のタイトルは、「節約」です。
2024年度の会計を閉めました。
計画通りにはいかないものです。
食費、燃料代、ゴルフ、交際費が予算よりオーバーしました。
週に一回シルバーポイント(通常の2倍)がある月・火に買い物に行くことにしました。
ゴルフを月に3回から2回(3回目は小遣いから)にすることにしました。
中元・歳暮は自家製のもの(野菜、果物、パンやジャムの加工品)に切り替える。
行動を限定すれば、ガソリン代もおのずと減ることでしょう。
私たちにとって、農業が趣味です。
私は、伐ったり、刈ったりや鋤いたりが楽しい。
妻は、芽を出せ大きくなれと、猿蟹合戦の蟹のようです。
昼前に畑へ向かい、七輪に火を熾し、疲れたとお茶ばかりの農業です。
食べきれない野菜と果物を都会の畑を持たぬ友人に分けて、子供に送ります。
温かくなると、釣りに出かけます。
餌代より少しだけましな、雑魚ばかりの漁獲量です。
あと10年も生きるとしたら、免許は返納です。
妻は90歳まで頑張ると、目薬をさしています。
フェリー(30分、片道470円)に乗って、広島に買い出しに行きます。
農協は少し高いけど、フェリー代より安く済むでしょう。
灯油もガソリンも100円払って届けてもらう。
アマゾンだって使えます。
なんてことはありません。
病気だけは、節約できません。
坂道で鍛えているから、寺や病院に乳母車につかまりながら行けます。
保健婦さんの指導に従い、国家の倹約(保険医療費の軽減)に協力します。
身体が多少動かなくても、脳に仕事をさせましょう。
読んだり書いたり、似顔絵だって風景だって描けますよ。
少子高齢で、自ら工夫をし暮らすしかありません。
あとは、施設にぶっこんでおくれ。
あいよ。と息子は明るい。
2024年1月15日
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ほだされて、悩んだ末に「おねがいね」(絵のタイトル)と言ったかどうか。
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大喜びで。おおいばりで「まかせてください」(絵のタイトル)と言ったかどうか。
お二人、お幸せに。
現状維持さえ簡単ではない。
それなのに、ワンステップ上がるにはどうする。
経験のない人ほど、悩みます。
経験のある人は、「またか」と落ち込みます。
今日のタイトルは、「突き抜ける」です。
お好み焼きの師匠は、居抜きの物件が見つからず外装の仕事をしています。
家族の稼ぎ頭として、柔軟です。
私には、若い友人が何人かいます。
私のような変人に付き合ってくれるのも、妻の努力のおかげです。
若い友人がしたくてもできない事情を解決する手助けをするだけです。
例えば、私たちが苗や種を植えて収穫する喜びを若い家族に体験してもらう。
山育ちの中学生に海釣りを体験してもらう。
棹と餌を用意し、魚が餌を食ったところで引き上げてもらう。
次は、餌をつけるところから始めて投げてもらう。
動いて初めて、誰かが助けてくれる。
学生の時実社会が見たくて、泪橋と銀座で酒を売る仕事をした。
夢に描いた1000万円の農業をするために、阿蘇の牧場を紹介していただいた。
やはり学問は必要と頭を丸めて復学したら、友人が厳しいゼミに行けとアドバイスをくれた。
こうじゃないと、何度も転職した。
出来ることをやり続けるときに、いつも手助けをしてくれる方がいた。
その方々は、すべて見返りを求める方たちではなかった。
私のあきらめない生きざまを面白がってくれた。
私がやったことと言えば、「お前はこんなものか」と歯をくいしばっただけです。
いつしか、余るものを惜しがらない性格になった。
新鮮なうちに、美味しいうちに友人に食べてもらいたい。
土産はいつも二つ買う。
美味しいかどうか自分の舌で確かめる。
美味しいと思った物だけ、友人に送る。
突き抜ける瞬間を実感できない。
いつも、新しい景色に出会って、「ここはどこ」と新鮮な気持ちになる。
草刈りは、できない人の心の癒しとなった。
次の行動を後押しするきっかけとなった。
春先に固くなった土を私が耕すだけで、老人は一年楽しめると知った。
草に埋もれた墓を表すだけで、気に病んでいた方は墓仕舞をされた。
多くのあしながおじさんに助けられた。
少しだけ返す真似事をしている。
現状突破の糸口を探す手助けをする。
時には、「週三回」(もっとやれ)と若い夫婦を励ましている。
馬鹿だねと、若い友人は笑いながら。一升瓶を遠ざける。
生きざまそのものが、「突き抜ける」を手助けしてくれる。
あほな行動に意味を持たせてくれる。
心の赴くままに生きていいんだよと教えてくれる。
少しだけ光が見えたような気がすると、生きることが面白くなる。
腹が朽ちれば悪さはしないと、握り飯を口に放り込んでくれた多くの方に感謝です。
2024年1月13日(成人の日に)
突き抜けるとは、
・反対側まで突き通る
・とどまらず通り抜ける
(広辞苑より)