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故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

人と関わる

2018-10-08 05:35:31 | プロジェクトエンジニアー

博多祇園山笠です。
解説の言葉はいらない。


飲み会があります。
この頃は、普段話さない人と話し込むことが多い。
周りに人もいるので、話の内容は聞こえています。
いつしか、話の輪は広がっています。

昨日は、地域の奉納相撲がありました。
各地区の惣代が、力士となって奉納相撲を10番取ります。
小学生が参加する相撲が組まれ、飛び入り参加の勝ち抜き戦が続きます。

朝早くに出かけ、写真を撮りました。
舞台の土俵を中心に周りの杉林と出店を写真に収めておきます。
惣代になれるのは、一生に一度。
そして、晴れてまわしをするのも、相撲を取るのも一世一代のことになります。
盆が明けると八万幣作りが始まり、土俵の俵を作り、会場周りの一年にたまった杉葉を片づける。
神社への道を清め、駐車場用の空き地の草を刈る。
すべて、惣代の仕事です。

こうして自作自演の奉納相撲が始まる。
世話役も行司もすべて地域の人の役回りです。
そうして、百何十年も続いてきました。

写真を数百枚撮り、印刷します。
打ち上げ会場に写真を届けました。
気に入った写真をそれぞれの惣代にわけるのです。
一週間後には、各力士の晴れ姿をA4サイズの額に入れて配ります。
各惣代を訪問し、手渡しします。
奥様が写真を見て惚れ直す瞬間です。
そうして2年間続けました。
会場で、「あとで素敵な写真が届けられるんだって」と奥様連中が話していました。

会場に応援に来られた家族の写真も撮っています。
贔屓の力士の応援に夢中な姿が写っています。
それも打ち上げ会場で、こんなに応援してくれていたんだと力士が持ち帰ります。
きっと、その夜は盛り上がったことでしょう。

私の地域おこしは、人に関わる仕事です。
イベントの写真を撮ってSNSに載せることはありません。
感動写真に写っている風景や人は、絵手紙に描いて感動を伝えます。
面倒くさいけど、これが私流です。
喜びを分ける一助になればと考えています。

地域おこしをするのは、地域の全員です。
その人たちに感謝の一枚を届けるのが私の役目です。
地域で行う運動イベントでも同じです。
お好み焼き、ピザとパンを打ち上げ会場に差し入れます。
活躍した写真も一緒です。
大いに喜んでくれます。

地域おこしに「形」などないのです。
自分の感動と感謝を届けています。

杉林 奉納相撲に 湧きかえる

2018年10月7日
コメント
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