
絵のタイトルは、「笑う名人」です。
東北にいる時、訪ねてくれてよく笑かしてくれました。
今は、どうしておられるでしょう。
疲れてくると、視線が下に落ち表情が暗くなります。
なんとかしなくちゃ。
生き字引 桜散る見る やじろべえ
今日のタイトルは、「生き急ぐな」です。
家族が増えるごとに転職を繰り返し給料をあげてきました。
田舎が嫌で都会に飛び出しました。
半世紀が経ち、故郷へ帰って来ました。
朝起きると親は畑に出ていました。
夜は、子供達が寝てから親は仕事から帰って来ました。
都会でも生活スタイルは、何ら変わりませんでした。
一時間半満員電車に乗り、残業をして夜11時に帰っていました。
職住接近の田舎暮らしの方が、有効かつ快適でした。
田舎では、外で仕事をしていると誰かが話しかけてきます。
都会は、孤独でした。
転勤、転職するごとに一から「近所付き合い」を始めました。
子供中心の親子会も、子供の進路ごとにばらばらになりました。
給料をあげても、あげるだけローンに苦しみました。
家に縛られる生活は、田舎も都会も一緒でした。
飛び出した田舎に帰っています。
人を助ければ助けるだけ、自分の時間が無くなっていきます。
田舎でも都会でも、疲れてはいけない。
楽しむだけの余力を残しておかなければなりません。
自由は、瀬戸際にある。
身体を甘やかしてもいけないし、過酷であってもならない。
まさに、やじろべえです。
2023年4月3日