アララギ派の古文の先生がいました。ITさんではありません。
2年、3年の古文の担当でした。
みの虫の話しが出て来ました。
「ちちよ」と啼くのです。
アララギ派は「父よ」と説明しました。故郷を偲んで啼くのです。 私はやおら立ち上がりました。「先生、チチとは、にゅうではないでしょうか。」
先生は、「お?」という顔をされました。「何のことでしょう。ニューとは」
後悔が始まりました。ああ立たなければ良かった。余計なことを言わねば良かった。
もう一度、「にゅう」ですと私。「は?」と先生。
沈黙が流れます。
一人の女学生が悠然と立ち上がりました。
「先生、O君は、おっぱいのことを言っているんです。」
皆が「おおっ。」
私は、急に恥ずかしくなり真っ赤になって座りました。
「乳」と言えない初な男子学生でした。それが高校3年生ですから笑いますね。
女学生の名は、「OGさん」です。一年の時、7HのS君(イケ面)と付き合っていたOさんです。覚えていませんか。
既に他界されました。
今後ともよろしくお願いします。