
*2015年3月17日撮影
本当に久しぶりに春らしい陽気になりました。
それでも先週降った雪がまだ野原を覆っていて、春の花どころではありません。
雪が消えて草の見えるところをあちこちさがして、地面に張り付いているような花たちをようやく発見しました。
今年はじめて出会った、春を告げる花たちです。
最初の写真はハコベです。
深く切れ込んだVサインのような花びらが5組、丸く咲く白い花。
ごくごく小さい花ですが、最盛期には広い範囲を埋め尽くすように咲きます。

*2015年3月17日撮影
そして何と言っても早春の花を代表するオオイヌノフグリ。
まだまだほんの咲き始めで目立ちませんが、これからたくさん咲くようになると目を奪う美しい眺めになります。
小さい花だけれど、瑠璃色(るりいろ)と表現される花の色は他にはない色合いで心ひかれます。

*2015年3月17日撮影
これはちょっとびっくりのセイヨウタンポポです。
いくらなんでも早すぎるだろ、と言いたいのですが、花自体は大きくて貫禄十分。
ただし茎はほとんど無くて、花が地面にくっついている感じ。
こういうたくましさがセイヨウタンポポなのでしょうね。

*2015年3月17日撮影
さて最後はタネツケバナ。
こんな小さいタネツケバナは初めて見ました。
花そのものは白い十字形の立派なタネツケバナの花ですが、茎はほんの数cmしかありません。
タネツケバナも最盛期には草丈は30cmほどになり、白い花が野原を埋め尽くして咲きます。
遠くから見るとハコベと区別がつきませんが、花の形をよくよく見れば区別がつきます。
春の花たちの咲き始めの姿に出会えました。
雪が残っているなかに、もう春だと告げてくれている花の姿はうれしいものです。