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*2017年2月14日撮影
先週の月曜日(6日)は雨でしたが、その夜から雪になって、土曜日(11日)まで断続的に雪が降り続きました。
世界は雪景色に逆戻りです。
日曜(12日)になってようやく雪は一休みになり、今日火曜日は、待望の青空と暖かい日差しが戻ってきました。
そうはいっても雪はいつでも降り出すので、春はまだ来ません。
雪をかぶったサクラの古木はとても風情があります。
幹の苔むした感じというのは、日本画などによく描かれるもの。
今日は、このサクラの古木に張り付いている、コケを見ていただきます。
幹に丸い薄緑色のものがぴちゃっと張り付いています。たくさん張り付くと隙間なく幹を覆うようになります。
これはウメノキゴケといいます。コケの名がついていますがじつはコケではなく、地衣類という植物になります。
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*2017年2月14日撮影
ウメノキゴケは名前のとおり、ウメの木によく生えることが知られています。
ウメの木だけでなくはなく、サクラをはじめとしたさまざまな樹木にも生え、さらに岩石にも生えます。
会津の鶴ヶ城の石垣にもこのように張り付いています。
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*2017年2月13日撮影
サクラの古木に生えたウメノキゴケ。
小さな葉のようなびろびろしたものが少しずつ生え広がっていくようです。
サクラに限らずこうしたコケやキノコの類は、若い木には発生しないようです。
コケやキノコが生えるのは、少し弱って来た古い樹木のようです。
コケやキノコはさらに木を弱らせるのでしょうか。
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*2016年2月13日撮影
雪をかぶったサクラの太い枝が、びっしりとウメノキゴケに覆われています。
ウメノキゴケは地衣類の中では最も知名度の高い植物なのですが、例によってウメノキゴケによく似た近縁の地衣類がたくさんあって、区別することはたいへん難しいとされています。
とりあえず、そのように見えるものはみなウメノキゴケとして扱うことにします。
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*2017年2月12日撮影
雪がかなり多かった12日に撮影のサクラ。
雪の風情といっしょに、ウメノキゴケの雰囲気も味わってください。
サクラに生えるコケ類はたくさんあって、それぞれに独特の雰囲気を持っています。