
*2019年9月7日撮影
天気がいいのは喜ばしいことではありますが、今日は気温が34℃に達しました。
真夏が戻ってきて、もう、どうすればいいのか、まいった、まいった。
会津の鶴ヶ城公園のくさむらに、ヌスビトハギが花盛りです。
こういうのを見ると秋の風情なのですが、気温も早く秋になってほしいと、わがままな願いです。
ヌスビトハギはごらんのようにあまり日の当たらないような場所に、ひっそりと咲いています。
たいていはたくさんのヌスビトハギがまとまって咲いているので、その気になって鑑賞すれば、風情のあるいい花です。

*2019年9月7日撮影
花を少し大きく撮影しました。
ヌスビトハギはマメ科の植物で、マメ科独特の花の形をしています。
ミヤギノハギなどの萩もマメ科の植物で、花の形は似ています。
ヌスビトハギの名前の「ハギ」の部分は、萩の花に似ているということから来ているようです。

*2019年9月7日撮影
では「ヌスビト」というのは何かと言うと、「盗人」つまり泥棒のことです。
昔の泥棒は足袋を履いていたので、爪先立ちでぬきあし差し足をすると、三日月型がふたつくっついた足跡がついたのです。
この泥棒の足跡の形が、ヌスビトハギの実の形とよく似ているので、「ヌスビト」の名がついたと言われています。
ちがう説もあるので、真相は分かりません。

*2019年9月5日撮影
日陰にヌスビトハギがまとまって咲いています。
秋は春とはまた違った花が咲いて、いい季節だと思います。
そんな秋を思わせる花のひとつ、ヌスビトハギでした。