
*2019年10月7日撮影
朝はよく晴れて爽やかな天気でしたが、午後からは曇り空で寒くなってきました。
これから夜が更けるにつれ雨模様に変わるようです。
黒っぽい実をつける、つる植物を発見しました。
黒い実ならアオツヅラフジだろうと思い込んでいましたが、どうも雰囲気が違うので調べました。
答えはヤマガシュウ(ヤマカシュウとも言う)です。

*2019年10月7日撮影
黒い実ですが、よく見ると濃い緑色をしていることが分かります。
名前は山に生える「カシュウ」という意味です。
「カシュウ」は「何首烏」と書き、漢方薬の名で「ツルドクダミ」という草の根を干したものを言います。
つまり「ツルドクダミ」のことを「カシュウ」と呼んでいるわけです。
「ツルドクダミ」はドクダミに似た葉を持つ、ツル性の草です。
その「ツルドクダミ」に似ていて、山に生えるというのが、「ヤマガシュウ」の由来です。
「ツルドクダミ」にはヤマガシュウのような実はなりません。

*2019年9月22日撮影
先月撮影したヤマガシュウの実です。
まだ熟していないのか、緑色が濃い感じです。
ヤマガシュウの花は、春の4月ごろ小さな緑色の花をたくさん咲かせます。
ごく地味で目立たない花のようです。
花だけを見ればサルトリイバラに似ているとも言います。
いろいろなものに似ているとされるヤマガシュウ。
けっこう珍しい部類の植物なのかも。