*2017年6月25日撮影
梅雨晴れというほどの晴れ間はなかったものの、暑い1日でした。
久しぶりの散歩で、もうタチアオイが咲いているのを見ました。
大好きな花なので、ついたくさん撮影してしまいました。
ふつうアオイ「葵」というと、このタチアオイを指すことが多くて、会津若松市の花「葵」もタチアオイを指すと理解されています。
市の花が「葵」なのはもちろん、旧会津藩が徳川家の親藩で「葵の紋」を使用したことによります。
ただ徳川家の葵の紋のもとになったのは、フタバアオイという草の葉とされています。
同じ「葵」の名がついていますが、まったく違う植物です。
*2017年6月25日撮影
タチアオイは薬用として中国から渡来した植物で、古くは「唐葵(からあおい)」と呼ばれたようです。
江戸時代頃から「立葵」という名が一般的になり、観賞用に栽培されるようになったそうです。
原産地も中国と考えられていたのですが、最近はトルコ原産とヨーロッパ原産のビロードアオイ属の雑種とする説が有力なのだとか。
*2017年6月25日撮影
「あおい」という名は、葉がどんどん太陽の方に向かうことから「仰日(あうひ)」の意味なのだそうです。
「たち」はもちろんまっすぐに立つことを示します。
高さ2mを越すこともめずらしくなく、花をつけるととても見事です。
*2017年6月25日撮影
花の色はさまざまで、白やピンク系が多いのですが、濃い赤や黄色、黒い花もあります。
ただ、青い花はないようです。
*2017年6月25日撮影
今日の写真は白系とピンク系のタチアオイでした。
これから夏の間長く咲き続ける花なので、変わった花のタチアオイを見つけたら、またご紹介したいと思います。
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