🍀🍀人生の時計🍀🍀
10年ほど前、学会のためにカナダのトロントからオタワへ移動していた時のことです。
20歳のスイス人の青年と出会い、彼と話をしました。
私は彼に
「大学生なの?」
と聞きました。
彼は
「いや、自分は高校を卒業して大学に進学すべきか就職すべきか迷ったので、
3年間旅をして決めることにしたんです。
今回がその最後の旅なんです」
と言いました。
軽い衝撃を受けました。
そんな彼に
「それで、どうするか決めたの?」
と聞くと、
「大学に進学することにしました。
3年間旅したことを大学で活かしたい」
と答えました。
私は
「スイスには君のような選択をする人はいるの?」
と聞きました。
彼は
「当たり前のようにいます。
逆に高校を卒業して18歳で大学に進学する人は珍しいです」
と言いました。
自分の「人生の時計」に合わせた生き方だと感じました。
日本では、このような行動するのがなかなか難しいです。
彼のことを日本の学生に話すと、
「その考え方は納得がいかない」
とか
「自分もその人のように生きたいけど、親や世間が許してくれない」
という意見が出ました。
今は100歳まで生きる時代です。
たとえば60歳になった時、22歳で大学を卒業したのか、30歳で大学を卒業したのかは、あまり関係ありません。
時間が掛かっても歩まなければならない道が、そこにあるなら歩むべきだと思います。
20歳で生き方を変えれば、残りの80年は楽しい人生になります。
世間に決められた「社会(世間)的時計」ではなく、
自分に合った「人生(運命)の時計」は別にあります。
大切なことは、その「人生の時計」を見つけ、
その時計に合わせながら生きることです。
つまり、自分が願った時や、必要だと感じた時に、そのやりたいことをやればいいのです。
講義中、学生たちに話をします。
「恐れず、勇気を持って、親に自分の考えを話してみる。
自分の人生を生きるためには必要なことです。
でないと親に設計された人生になってしまいます。
それは決して親孝行ではありません。
皆さんが本当に恐れなければならないことは、
自分や親の財布が空っぽになることではなく、
自分の頭の中が空っぽになることです」
と。
「学習」は英語で「leaning」、これは進行形です。
つまり死ぬまで続けなければならないのです。
いつも「何かをやりたい」という夢を持ち続けましょう。
そのために、まず「社会的時計」と別れを告げ、
自分の「人生の時計」と出会うことが大事です。
18歳で大学に進学し、22歳で卒業して就職し、結婚するといったようなアラーム付きの「社会(世間)的時計」と別れることが、
あなたの「人生(運命)の時計」を見つけることに繋がるのです。
(「みやざき中央新聞」H29.7.17 カウンセラー金 泰勲さんより)
10年ほど前、学会のためにカナダのトロントからオタワへ移動していた時のことです。
20歳のスイス人の青年と出会い、彼と話をしました。
私は彼に
「大学生なの?」
と聞きました。
彼は
「いや、自分は高校を卒業して大学に進学すべきか就職すべきか迷ったので、
3年間旅をして決めることにしたんです。
今回がその最後の旅なんです」
と言いました。
軽い衝撃を受けました。
そんな彼に
「それで、どうするか決めたの?」
と聞くと、
「大学に進学することにしました。
3年間旅したことを大学で活かしたい」
と答えました。
私は
「スイスには君のような選択をする人はいるの?」
と聞きました。
彼は
「当たり前のようにいます。
逆に高校を卒業して18歳で大学に進学する人は珍しいです」
と言いました。
自分の「人生の時計」に合わせた生き方だと感じました。
日本では、このような行動するのがなかなか難しいです。
彼のことを日本の学生に話すと、
「その考え方は納得がいかない」
とか
「自分もその人のように生きたいけど、親や世間が許してくれない」
という意見が出ました。
今は100歳まで生きる時代です。
たとえば60歳になった時、22歳で大学を卒業したのか、30歳で大学を卒業したのかは、あまり関係ありません。
時間が掛かっても歩まなければならない道が、そこにあるなら歩むべきだと思います。
20歳で生き方を変えれば、残りの80年は楽しい人生になります。
世間に決められた「社会(世間)的時計」ではなく、
自分に合った「人生(運命)の時計」は別にあります。
大切なことは、その「人生の時計」を見つけ、
その時計に合わせながら生きることです。
つまり、自分が願った時や、必要だと感じた時に、そのやりたいことをやればいいのです。
講義中、学生たちに話をします。
「恐れず、勇気を持って、親に自分の考えを話してみる。
自分の人生を生きるためには必要なことです。
でないと親に設計された人生になってしまいます。
それは決して親孝行ではありません。
皆さんが本当に恐れなければならないことは、
自分や親の財布が空っぽになることではなく、
自分の頭の中が空っぽになることです」
と。
「学習」は英語で「leaning」、これは進行形です。
つまり死ぬまで続けなければならないのです。
いつも「何かをやりたい」という夢を持ち続けましょう。
そのために、まず「社会的時計」と別れを告げ、
自分の「人生の時計」と出会うことが大事です。
18歳で大学に進学し、22歳で卒業して就職し、結婚するといったようなアラーム付きの「社会(世間)的時計」と別れることが、
あなたの「人生(運命)の時計」を見つけることに繋がるのです。
(「みやざき中央新聞」H29.7.17 カウンセラー金 泰勲さんより)