先週末兵庫県大屋町にある樹齢千年以上の一本桜「樽見の大ザクラ」を見るため桜ツーリングを計画していたけど、春の嵐によって外出を控えた
でも、どうしても気になったので一週間の今日ツーリングを決行 幸い天気も良くて気温も上がりそうな絶好のツーリング日和
見頃を過ぎているのを覚悟の上でミレニアムな桜ツーリングに出かけた
樽見の大ザクラ(仙櫻) posted by (C)ヒカル(v^0^)
スタートはいつものように須磨ICから有料道に乗って播但道経由で一気に中国道の山崎ICまでノンストップ
国道29号線因幡街道の道の駅「播磨いちのみや」で小休止 地元産の新鮮な作物を見ていると思わず買ってしまいそうになるけど、ツーリングは始まったばかり 持って帰る間に鮮度が落ちてしまうと無駄になるので見て楽しむだけにする
休憩して身体がほぐれたら第一の目的地「音水湖」へ向けて北上
音水湖に近付くにつれて気温も下がり走っていて寒く感じるようになってきた しかし、市街地よりも気温が低いため街道の桜はちょうどいい感じに咲いている アクセルを緩めてゆっくり桜並木を眺めながら湖畔を走りぬけた
そのままは快適な若桜街道を進み戸倉峠手前でに右折して若杉峠を越えて目的の千年桜「樽見の大ザクラ」がある大屋町へ入った
樽見の大ザクラは大屋町は氷ノ山へ行く時に何度も近くを通って案内表示を見かけていたけど、今回見学するために立ち寄るのは初めて
大きな桜なので岡山の醍醐桜のように下から見えるかな?と期待しながら山道を走っても全然見えない
そのまま案内に誘導されて登山口の駐車場に到着 そこに設置してる案内板によると樽見の大ザクラそこから登山道を更に約400m登った先に桜があるようです
駐車場には桜見学のお客さんを迎えるため役場のテントが設営されていて、大屋町のパンフや桜ロールなどお土産が並んでいる 田舎のおじいちゃんおばあちゃんらしい呼び込みで見学者とほのぼのとした会話をしていた
ひと通り売店を見学してからテント脇を抜けて登山道へ
登り始めの所は歩きやすいように階段が作られていたけど、一つ目のコーナーを曲がった途端杉林の中は苔むしてゴロゴロとした岩が転がる足場の悪い上り坂
説明によるとこの辺りには養蚕用の桑畑があって、畑のために山の斜面に石垣が組まれていたそうです そう思ってみるとこのゴロタ石は石垣が崩れた畑の遺跡かもと想像を膨らましてみた
杉林を抜けると桜の周りは切り開かれて遠くからでも桜の巨大さが見てわかった すぐに近付きたくても傾斜が大きくて走って行けない
九十九折りの遊歩道に沿って下からゆっくり桜を眺めながら近付く 広場にたどり着いた時は千年もこの土地で雪に耐え、毎年春に綺麗な花を咲かせた老木をじっくり観賞できた
広場に掲示されている「樽見の大ザクラ案内板」によると、樹高は13.8m、根回り8m、目通り幹周6.3mで、兵庫県下で最大の大桜であり、1951年(昭和26年)6月9日に国の天然記念物に指定された
ただ長年の風雪から樹勢が弱まり、枯死が危ぶまれたので、樹木医の治療が施されている また治療と保護のため、ジャングルジムのような櫓を組んだり、桜周辺の土が踏み固められないよう柵を設置 保護と治療により近年では持ち直しつつあるそうです
樽見の大ザクラは仙桜とも呼ばれている神木のような古桜なので自分が死んだ後も頑張って生き続けて欲しい
今回は満開の時期に来れ無くて残念だったけど、春風で散っていく小振りのピンクの花びらが巨木とのギャップがあってカワイイおばあちゃんを見ているようでした また来る時は満開の時に見てみたいな
立派な桜を見て充実した満足な気分になり計画していた立雲峡の桜をすっかり忘れてランチタイム
お蕎麦にするか但馬牛にするかで考えた末、キャンプの時にお肉を買った「蔓牛焼肉 太田家 和田山店」へ
1人焼肉もいいけど炭で焼く方が好きなので、簡単にいろいろなお肉が食べれる「焼肉丼」をオーダー 出てきた焼肉丼は予想以上にご飯がたっぷり丼に詰まっていて、全部食べた後お腹がパンパンでしばらく動けなかった
お腹が膨れて思考能力が奪われてしまい帰りは山南町の川代公園の桜並木を経由してだらだらと田舎道を走り帰宅 久々にバイクに乗って走った田舎道はやっぱり楽しい この気分の良さはバイクでしか体感できない
次はどこへツーリングに行こうかなぁ…
「千年桜ツーリング」メモ
日時:2013年4月14日 9:00~16:50
天気:晴
気温:15℃~22℃
距離:298.9km
燃費:30.6km/L