学生の頃、夏休みに中学校の同級生と毎年電車に乗り継いで訪れてた兵庫県の端っこの小さな港町諸寄
大学に行くようになってからバラバラになってしまいみんなで諸寄に行かなくなってしまった
夏の終わりにふと思い出してバイクに乗って約30年ぶりに懐かしい諸寄を訪ねた
台風18号接近から1週間後の9月2度目の3連休は最高のツーリング日和
街を抜け出して約3時間で三室高原に到着
ここまで気持ちよく走ったので休むことなく気が付いたらノンストップで来てしまった
この先は路面に神経を使う林道を走るので少し休む 綺麗に管理された仮設トイレもあるのでトイレ休憩にも便利です
三室高原から大通峠を越えて大道中江林道走り県道72号線を経て若桜町の岩屋堂に抜ける林道には、道沿いに沢山ススキを見かけた覚えがあったので、ススキに揺られながらの林道ツーリングを期待して今回のコースに組んでみた
走ってみるとススキの花はまだ若くやっと開いた感じ でも1週間前に行った砥峰高原と比べるとかなりいい感じです
道路の両脇からススキがわさわさしていて秋の草原の中を走っている気分
林道を走っていると路面にはいたるところに鹿の糞や足跡が残っている また数匹の鹿にも出会った 秋は鹿の発情期のシーズンなので出合頭に刺激して攻撃されないよう気を付けなければ…
散歩気分で三室高原から走った大道中江林道は約45分で若桜街道の岩屋堂に下りて終了 道のコンディションが悪く無ければ国道9号線の若桜街道を走るよりこっちの方が景色を楽しめると思う
昼過ぎに若桜の駅前の食堂で名物のかつ丼を食べる予定だったけど、イマイチ食欲が出ないのでそのまま通過 でも、バイクは食事を抜くと動けなくなるのでガソリン補給をしてから上山高原に向けてリベンジ
一週間前は道の選択を間違えて県道37号の分岐をふる里の森方面に真っすぐ行ってしまい、ダートを走ったり、材木満載のトラックと離合したりヒヤヒヤものだった 今回はしっかり下調べして姫路公園を経て河合谷林道に入るコースを走る
河合谷林道から入ると上山高原まで全線舗装路 路面が湧水で川のように流れていて滑りやすい所もあるけど比較的走り易い
林道に入ってからのんびり走ると約1時間で上山高原に到着した
今日の上山高原は青空が広がりススキの穂がゆれる静かで気持ちのいい秋らしい高原です 現地では鳥取市内から車で来た老夫婦が1組テーブルを広げてピクニックを楽しんでいました 2人でのんびりとお茶をしていていい感じに過ごしているのが微笑ましいです
長話で素敵な時間を邪魔するのも無粋なので、別れて海上へ下りる通行止めの現場を見に行ってみる
※
町道海上河合谷線 通行止めのお知らせ(新温泉町)
災害現場は大量の土砂が崩れて道を塞いでいました
バイクで通り抜ける隙間があるか確認するために歩いて覗いてみたけど、道路が40メートルにも渡って完全に埋まってしまっていた これでは歩きでもとても行けそうにない 下手すると二次災害に遭ってしまいそうな危険度だった
報道によると工事着手は来年5月の予定で復旧の目途は9月の見通しだとか…
集落が足下に見えているのにこれ以上進めないのは残念 先週の時点でわかっていた事なので予定通り河合谷林道まで引き返して、鳥取県側の東浜を経て16時に諸寄に到着した
30年ぶりの諸寄は新しくトンネルが出来て、なんか初めて訪れたような印象に変わってた 学生の頃は隣の浜坂まで峠を越えて歩いて行ったのに今ではトンネルですぐ
便利になったのはいいけど、その反面入江の奥で静かだった諸寄の塩谷キャンプ場は道路に隣接してしまい、騒がしくなってしまった
それでも自然の景色に夜空の星や秋の虫の声は変わらず賑やかに迎えてくれたのが唯一の救いです(大げさすぎ^^;)
下見してから一旦浜坂に出てスーパーで食料を調達して、再び諸寄の塩谷キャンプ場に戻りテントを設営 町に近いキャンプ場は買出しも便利だった
黄昏時に浜辺周辺を散策して正面に見える日和山灯台の岬に沈む夕陽を眺める
日が沈むと暑かった気温が一気に秋めいてスズムシなどの鳴き声が秋の夜を賑やかにしてくれた 車の音が少しうるさいけど町の中にいてもこれ位なのでもう諦めた
夜の帳が下りて月が昇るまでまだ時間があるのでスマホに入れた小説を読む 心地いい潮風に吹かれながら読んでいるとやたらと蚊がからんでくる 鬱陶しいのでテントに潜り込んでゴロゴロ読書 最近仕事でやたらと時間に追われるので、なんか凄く贅沢な時間を過ごしている気分になった^^
本に熱中しているうちに山の陰から月が顔を出してきた
十五夜の満月から2日経っているけどまだまだ十分明るい月です
夜空の清々しい月を眺めていると心も洗われるような気がする
コーヒーとチョコで観月の宴を開き、のんびり月を眺めてたら一日の疲れが出てきたのか眠くなり、再びテントに潜り込んだらあっという間に寝てしまった
真夜中にテントを透かした月の明るさに気付き外に出て見ると…
ドラキュラが喜びそうなくらいに月が眩しく輝いていた!
二日目の朝は釣り人の来襲によって5時に目が覚めたil||li(* =д=)il||li
車で海のそばまでこれるので釣り人以外にジェットスキーのグループまでやってくる
状況的に見て諸寄のキャンプ場では静かに朝の時間を過ごせそうにないので、少し早めにテントを片付けて8時にキャンプ場を離れた
諸寄の町内をバイクで巡ってから二日目の目的地余部橋梁へ向う
まだ交通量の少ない時間帯なので余部にはすぐに着いたけど、交差点に立っていた「御崎の灯台」の標識が気になったので寄り道 断崖に沿って作られた海沿いの道路しばらく走ると御崎集落にたどり着く こんな崖の上の隠れ里のような土地に暮らしている人達って?帰って調べてみると平家の伝説が残っている土地だったようです
御崎地区をもう少し高台の方に上ったらやっと「余部埼灯台」
白亜の灯台は高さこそないけど、日本一高い場所に立っている灯台と立て看板に書かれている また光の到達距離は43kmで室戸岬灯台に次いで第二位 ひっそりとした場所に建っているけど結構凄いヤツです
天気がいまいちだったので余部埼灯台からは残念な景色しか見えなかったけど、ちょっとした穴場のような場所だったので満足して来た道を引き返して余部橋梁へ戻る
道の駅あまるべにバイクを止めて高さ40mの先にある餘部駅の空の駅までぷちハイキング まだ涼しい時間帯にもかかわらず駅のホームにたどり着いた頃には額に汗が
空の駅には旧餘部鉄橋の線路が残されていてそのままオブジェとしえ観賞できるようになっている そして空の駅の名称にふさわしく線路の端は空に向かって途切れていた
ぶらぶらと駅を見学していると「間もなく列車が入ります」とアナウンスが聞こえてきたので、急いで事前にチェックしてきた駅反対側のビューポイントに向かう
小走りでビューポイントに上って更に汗をかいてしまったけどタイミング良く餘部駅に普通列車が入ってきた 1時間に1本程度しか列車が来ないので運がいい^^
餘部駅ハイキングからバイクに戻ると小腹が空いてきたので道の駅に入ってみた
食堂にはおやつ代わりになるコロッケ類もあった 普通のコロッケもいいけど日本海はやっぱりカニでしょう!って事で迷う事無くカニクリームコロッケにした
注文してから揚げるので少し時間がいるけどその間おみやげを物色 レジを済ますとコロッケが丁度出来上がった
テーブル席についてコロッケにかぶりつくとあつあつのクリームがあふれ出て猫舌の自分は口の中を火傷してしまった(>_
アルバム
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日時:2013/09/21 9:00~09/22 15:00
天気:晴
気温:19℃~30℃
走行距離:497.3km
燃費:32.3km/L
「諸寄ツーリングキャンプ」の
走行地図
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