梅雨といえばアジサイ! って事で佐用町の大垣内アジサイ園とその周辺を巡ってきました
須磨ICから第二神明にのり、バイパスを乗り継いで終点の龍野まで走行
その後一般道で上郡から千種川に沿って北上
約2時間でNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のOPに登場した「飛龍の滝」に到着した
名前の由来は滝を流れる水が岩によって曲げられて、その水流が飛んでいる龍の姿に見える事から「飛龍の滝」と呼ばれているとか…
雨上がりの滝は水量もあり見応え充分、新緑に映えて美しい滝です
また、その辺にヒキガエルやサワガニもいて自然の環境もいい感じに残っている
観瀑した後は滝のイオンに浄化されて清々しい気持ちになりました
飛龍の滝でスッキリした後は大垣内アジサイ園へ移動
佐用の町外れで鹿に出会ったり、道を誤ったりして何とかアジサイ園に着いた
園主の三宅さんの話ではアジサイは30年程の年月をかけてこつこつと増やしていったそうです
畑仕事もあるので仕事量が2倍で大変やったとか…
でも、梅雨時の鬱陶しい時期にこんなに素晴らしい景色が眺められたら、努力が報われると思う
わんこと遊んだり、昼食もご馳走になって気が付けば長逗留
大垣内アジサイ園は想い出深い場所になりました
雨上がりのみずみずしいアジサイを後にして、山頂に見えている施設へ
くねくねと山道を上っていくと15分ほどで大撫山の山頂にある西はりま天文台に着く
西はりま天文台には一般公開されている世界最大の「なゆた望遠鏡」が備えられている
どんな星が見えるのか機会があれば覗いてみたいなぁ
眺めのいい天文台からの景色は曇り空
出発前の予報では「晴」だったけど、ヤバそう…天気が気になるので早目に移動
最短距離で山道を下りて「日本の棚田百景」に選ばれている乙大木谷の棚田を観賞
小さな棚田風景はよく目にするけど、こんなに広い棚田はあまりないかも
次は黄金に輝く秋に見に来ようかな
大木谷には陰陽師・安倍晴明の塚と谷を挟み播磨陰陽師・蘆屋道満の塚が残っている事から陰陽師の里とも呼ばれている
広い道路沿いでキレイに整備された安倍晴明の宝篋印塔と対照的に戦に負けた蘆屋道満の宝篋印塔
は細い山道を上った夏草が茂っている所にありました
二つの丘の中間地点には鑓が飛び交ったという「鑓飛橋(やりとびはし)」がある
鑓飛橋は事前に調べてたので場所の予想出来てたけど、それでもうっかり通り過ぎてしまいそうな小さな橋でした
周辺には道満の首を洗ったと言われる史跡「おつけ場」もあったけど、すっかり忘れてた(๑´ڡ`๑)
また今度訪れた時に探しに行こう
最後に向かった所は道の駅平福正面の利神場跡
何度も見ている内に気になってきたのでネットで最短ルートを検索して攻めてみました
ダート林道を駐車場まで登り、そこから崩れかかったかつての登山道をたどって10分ほど歩くと、
利神城の石垣に突き当たった
野生のホンドテンに威嚇されながらなんとか天守閣跡に到達
そこから眺めた景色が素晴らしかった
ぐるっと城跡を巡って、足元が滑りやすいので登り以上に慎重に下り、全身の筋肉をこわばらせながらノロノロとバイクを走らせてやっと登山口まできてホッと一息ε-(^、^;
無事にミッションコンプリート
天気が予報通りにいかなかったので走っていて予想以上に寒く、薄着で出掛けて後悔したツーリングになったけど、美しい風景と一期一会の出会いもあった素晴らしいツーリング旅でした
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「佐用あじさいツーリング」の地図
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「佐用あじさいツーリング」のアルバム
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佐用あじさいツーリング(youtube)
ツーリングメモ
日時: 2015/06/27 08:00~18:34
天気: 曇
気温: 22℃~25℃
距離: 277.7km
燃費: 31.6km/L
※注意:利神城跡の登山道が整備されておらず、滑りやすいため大変危険です
また、石垣崩壊の危険があるため、登山は遠慮くださいと立て看板の注意書きがあります
自己責任で行動して下さい
佐用町は今年度から予算を組んで整備に動き出しているので、将来は竹田城跡同様に雲海の利神城(雲突城)で名所になるかも知れません