今年の夏もお盆が過ぎてもまだまだ残暑が厳しさが続いている
こんな時は街中にいても暑いだけなので、涼を求めて三室高原といかにも涼しそうな山名がついた兵庫県で一番の標高をほこる氷ノ山を目指して走ってきた
三室高原までのルートはいつもちぐさ高原へ行く時と同じコースで向かう
道中佐用町ひまわり畑の横を走って行ったけど、林崎地区周辺のひまわりはすっかり枯れていた
でも、少し北上した漆野地区のひまわり畑はまだなんとか咲いていたので寄り道して今年最後のひまわり畑を観賞
帰ってから佐用町のHPをチェックするとひまわり畑は栽培面積2.2ha 約11万本・8月7日に開園して15日で閉園している
林崎地区のひまわり畑と比較するとこじんまりとしているけど、そばに千種川が流れているので涼しげな感じです 小さいお花畑なので身体をほぐす感覚でぶらっと散策して目的地へ向かいます
千種川沿いに北上し、三室高原で昼食をするためのお弁当を買いに道の駅ちくさに立ち寄る
現地の食材を使った美味しいお弁当を期待して売店に入ってみたけど、お弁当類を見つける事が出来なかった
この先は千種町内のコンビニとスーパーしか思いつかない せっかくのロケーションで普段どこででも手に入るコンビニ弁当を食べるのも味気ないので弁当は諦めた
そんなこんなで寄り道しつつも三室高原には昼前に到着
隣のちくさ高原は今年ゆり園が開園して賑わっているが、初めて訪れた三室高原は静かで木陰が沢山ある涼しげな印象です
三室高原には以前青少年野外活動センターの施設があり、キャンプ場も併設していたようですが、平成17年度末に閉鎖されてる
当時の事は全然わからないので何とも言えないけど、今では三室山に登山で訪れる人がメインの兵庫県の端っこにある秘境のような所になってます
その入口の広場にバイクを止めて道路の左側に「三室の滝」と彫られた石碑があったので鳥居をくぐって見に行ってみた
三室の滝は幅12.5m、落差15.1mで大きくは無いけど、岩肌に出来た溝を三筋に別れて流れ落ちる三本の滝 特徴は中央の滝は滝壺に落ちた後ウォータースプラッシュのように跳ね上がる涼しさ全開の滝です
中央の滝は水量によって跳ねる水の高さや距離も変わってきそうなので変化を楽しめそうです 水圧はどれくらいあるのかわからないけど、あの水しぶきを一度浴びてみたいかも
涼しい気分を満喫したので、地図を見てもハッキリわからない高原から続く林道を鳥取方面に向かった
1車線程度の幅の狭い林道を進むと高度がどんどん上がっていく 空を見上げれば山頂が近く 夏の青い空と肌をなでる風が涼しくて気持ちいい
交通量もバイク一台とすれ違っただけの静かな林道 見通しは効かないのでスピードは出せないけどのんびり走るのにいいところです
山頂近くの大通峠が兵庫県と鳥取県の県境でそこを越えたら若桜町へ下って行きます
展望は兵庫県側ほどでもないけど走り易い 途中に鳥取県指定天然記念物「中江の一本スギ」が道路沿いにあり標識と説明板がついている
一本だけとても目立つ杉の説明板には雪深いこの辺に適した特徴のある「ウラスギ(アシウスギ)」といわれる種目で幹回り4.8m、樹高約27mの大木とある
かつてこの周辺に木地屋やたたら製鉄を生業とした集落があったことから、集落や道路の目標となったらしく、根元や付近には、墓標や五輪塔が安置されている
今でも車やバイクで苦労して上って来るのに、かつてこんなに山深い所でも生活していた人たちがいた事に驚きです
一本杉を過ぎた先に林道大通中江線の分岐があり真っすぐ進むと上り、右手は加地川に沿って下っているようです
分岐点で立ち止まりどちらに進もうか迷ってしまった^^;
周囲を見まわすと、案内図らしきモノが掲示されていたけど、すっかり色が褪せてしまい何が書かれているのか全然わからん!
道に迷った時に山登りだと尾根を目指すのがセオリーやけど、バイクなので川沿いに下っていった
林道は明るい林を加地川沿いに沿って下って行く 木漏れ日と川のせせらぎが視覚と聴覚を通して涼し気な気分にしてくれる こっちの道を選んで正解だったかも
下りてきた所は中原集落で9号線に合流
天然の岩窟内にお堂がある不動院岩屋堂が近くにあるので休憩を兼ねて立ち寄った
岩屋堂には数年前 鳥取へツールングに途中立ち寄った事があり その不思議な佇まいが気に入ってしまった
そして今回はお堂に併設されている休憩所のベンチに
「お接待です どうぞ 山婆より」
と書かれた箱に茄子やピーマンなど野菜が置かれていた
なんか日本昔話に出て来そうな ほんわかとしたおばあちゃんを想像して心が温まりました!
時刻はお昼時街中は猛暑で暑さ真っ盛りですが、山の中を走っていると涼しくて快適です
若桜街道を走り戸倉峠を越えて再び兵庫県側に入ってすぐ夏の間涼を求めて人が集まる流しそうめんで有名な「滝流しそうめん」が見えてきた
お店の前まで来ると店内から溢れるお客さんの長蛇の列が目に付いた
以前食べに来た時は数時間も待ったので、この状態だと最後尾に並ぶと順番が回ってくる頃にはおやつ時になるかも
並ぶのは好きじゃないのでこの行列を見てすぐに退散です
昼食に恵まれないまま次の目的地氷ノ山を目指して横行渓谷沿いの林道をいく
トコトコと舗装された横行林道を上って行くと三室高原よりも肌に感じる風が涼しい さすがだてに氷ノ山と名乗っていない 避暑するのにぴったりな環境です
大段ヶ平まで上ってくると登山客の車は見当たらなかった 14時前なので時間的にももう下りてしまったのかも 止まっているのは林業関係の車両とアマチュア無線の車のみ
広場の端から久しぶりに雄大な景色を眺めて 振り返って氷ノ山の山頂を見上げ、以前山頂に登った時の想い出に浸っていると聞こえてくるのは大段ヶ平を通り抜ける風、葉擦れのサラサラとした音とキリギリスのギーッチョン ギーッチョン♪と鳴く心地いい自然の音
それに絶滅危惧種の無線機からンガーッと鳴る耳障りな音だった
大段ヶ平は夏の日中でも快適な昼寝が出来る環境やけど、東屋には先客の林業の人が昼寝していたので静かに大段ヶ平を離れた
下りはバイクのエンジンを切ったまま自転車のようにダウンヒル
エンジンの音に邪魔されて聞こえなかった自然の音を聞きつつどこまでいけるかやってみたら、麓の横行集落まで下りてきてしまいました(v^-^)
日帰りの予定で出掛けているのでぼちぼち帰路につく
養父方面に向かうと気温が上昇して行くのが肌で感じられる 日中せっかく涼しく過ごせたのにこの暑さで台無しになってしまいそう
いい気分で走っていたので昼食を取り忘れたのに気がついて「道の駅 但馬のまほろば」に立ち寄って遅めのランチタイムにする
道の駅 但馬のまほろばで選んだ昼食は…「但馬牛 牛めし」
牛炊き込みご飯の上に秘伝のタレで煮込んだ但馬牛をたっぷり盛り付けたお弁当 by 福廼屋
お肉はしっかりと牛の味がして美味しくて、ご飯までお肉の味が染みついてた
でも、最近油モノが苦手なので脂っぽいお肉はちと胃にもたれた
お弁当でお腹がいっぱいになり、帰り道いきなり眠気が襲ってくる>_
帰り道は右に左に見え隠れする月を追い掛けるようにして帰路についた
今日は初めての道を走り新しい発見と避暑の目的も果たせて充実した楽しい一日が過ごせた
次はどこへいこうかな?
「三室高原・氷ノ山避暑ツーリング」のアルバム(フォト蔵)
</object>
ツーリングメモ
日時:2013年8月17日 9:00~18:20
天気:晴
気温:26℃~38℃
距離:347.2km
燃費:33.1km/L
「三室高原・氷ノ山避暑ツーリング」の走行地図(Google Map)
<iframe width="400" height="350" frameborder="0" scrolling="no" marginheight="0" marginwidth="0" src="https://maps.google.com/maps/ms?msa=0&msid=207609563218403222359.0004e4238164486dc38ae&hl=ja&ie=UTF8&t=m&ll=35.007503,134.788513&spn=0.787379,1.098633&z=9&output=embed"></iframe>
より大きな地図で 三室高原・氷ノ山避暑ツーリング を表示
こんな時は街中にいても暑いだけなので、涼を求めて三室高原といかにも涼しそうな山名がついた兵庫県で一番の標高をほこる氷ノ山を目指して走ってきた
三室高原までのルートはいつもちぐさ高原へ行く時と同じコースで向かう
道中佐用町ひまわり畑の横を走って行ったけど、林崎地区周辺のひまわりはすっかり枯れていた
でも、少し北上した漆野地区のひまわり畑はまだなんとか咲いていたので寄り道して今年最後のひまわり畑を観賞
帰ってから佐用町のHPをチェックするとひまわり畑は栽培面積2.2ha 約11万本・8月7日に開園して15日で閉園している
林崎地区のひまわり畑と比較するとこじんまりとしているけど、そばに千種川が流れているので涼しげな感じです 小さいお花畑なので身体をほぐす感覚でぶらっと散策して目的地へ向かいます
千種川沿いに北上し、三室高原で昼食をするためのお弁当を買いに道の駅ちくさに立ち寄る
現地の食材を使った美味しいお弁当を期待して売店に入ってみたけど、お弁当類を見つける事が出来なかった
この先は千種町内のコンビニとスーパーしか思いつかない せっかくのロケーションで普段どこででも手に入るコンビニ弁当を食べるのも味気ないので弁当は諦めた
そんなこんなで寄り道しつつも三室高原には昼前に到着
隣のちくさ高原は今年ゆり園が開園して賑わっているが、初めて訪れた三室高原は静かで木陰が沢山ある涼しげな印象です
三室高原には以前青少年野外活動センターの施設があり、キャンプ場も併設していたようですが、平成17年度末に閉鎖されてる
当時の事は全然わからないので何とも言えないけど、今では三室山に登山で訪れる人がメインの兵庫県の端っこにある秘境のような所になってます
その入口の広場にバイクを止めて道路の左側に「三室の滝」と彫られた石碑があったので鳥居をくぐって見に行ってみた
三室の滝は幅12.5m、落差15.1mで大きくは無いけど、岩肌に出来た溝を三筋に別れて流れ落ちる三本の滝 特徴は中央の滝は滝壺に落ちた後ウォータースプラッシュのように跳ね上がる涼しさ全開の滝です
中央の滝は水量によって跳ねる水の高さや距離も変わってきそうなので変化を楽しめそうです 水圧はどれくらいあるのかわからないけど、あの水しぶきを一度浴びてみたいかも
涼しい気分を満喫したので、地図を見てもハッキリわからない高原から続く林道を鳥取方面に向かった
1車線程度の幅の狭い林道を進むと高度がどんどん上がっていく 空を見上げれば山頂が近く 夏の青い空と肌をなでる風が涼しくて気持ちいい
交通量もバイク一台とすれ違っただけの静かな林道 見通しは効かないのでスピードは出せないけどのんびり走るのにいいところです
山頂近くの大通峠が兵庫県と鳥取県の県境でそこを越えたら若桜町へ下って行きます
展望は兵庫県側ほどでもないけど走り易い 途中に鳥取県指定天然記念物「中江の一本スギ」が道路沿いにあり標識と説明板がついている
一本だけとても目立つ杉の説明板には雪深いこの辺に適した特徴のある「ウラスギ(アシウスギ)」といわれる種目で幹回り4.8m、樹高約27mの大木とある
かつてこの周辺に木地屋やたたら製鉄を生業とした集落があったことから、集落や道路の目標となったらしく、根元や付近には、墓標や五輪塔が安置されている
今でも車やバイクで苦労して上って来るのに、かつてこんなに山深い所でも生活していた人たちがいた事に驚きです
一本杉を過ぎた先に林道大通中江線の分岐があり真っすぐ進むと上り、右手は加地川に沿って下っているようです
分岐点で立ち止まりどちらに進もうか迷ってしまった^^;
周囲を見まわすと、案内図らしきモノが掲示されていたけど、すっかり色が褪せてしまい何が書かれているのか全然わからん!
道に迷った時に山登りだと尾根を目指すのがセオリーやけど、バイクなので川沿いに下っていった
林道は明るい林を加地川沿いに沿って下って行く 木漏れ日と川のせせらぎが視覚と聴覚を通して涼し気な気分にしてくれる こっちの道を選んで正解だったかも
下りてきた所は中原集落で9号線に合流
天然の岩窟内にお堂がある不動院岩屋堂が近くにあるので休憩を兼ねて立ち寄った
岩屋堂には数年前 鳥取へツールングに途中立ち寄った事があり その不思議な佇まいが気に入ってしまった
そして今回はお堂に併設されている休憩所のベンチに
「お接待です どうぞ 山婆より」
と書かれた箱に茄子やピーマンなど野菜が置かれていた
なんか日本昔話に出て来そうな ほんわかとしたおばあちゃんを想像して心が温まりました!
時刻はお昼時街中は猛暑で暑さ真っ盛りですが、山の中を走っていると涼しくて快適です
若桜街道を走り戸倉峠を越えて再び兵庫県側に入ってすぐ夏の間涼を求めて人が集まる流しそうめんで有名な「滝流しそうめん」が見えてきた
お店の前まで来ると店内から溢れるお客さんの長蛇の列が目に付いた
以前食べに来た時は数時間も待ったので、この状態だと最後尾に並ぶと順番が回ってくる頃にはおやつ時になるかも
並ぶのは好きじゃないのでこの行列を見てすぐに退散です
昼食に恵まれないまま次の目的地氷ノ山を目指して横行渓谷沿いの林道をいく
トコトコと舗装された横行林道を上って行くと三室高原よりも肌に感じる風が涼しい さすがだてに氷ノ山と名乗っていない 避暑するのにぴったりな環境です
大段ヶ平まで上ってくると登山客の車は見当たらなかった 14時前なので時間的にももう下りてしまったのかも 止まっているのは林業関係の車両とアマチュア無線の車のみ
広場の端から久しぶりに雄大な景色を眺めて 振り返って氷ノ山の山頂を見上げ、以前山頂に登った時の想い出に浸っていると聞こえてくるのは大段ヶ平を通り抜ける風、葉擦れのサラサラとした音とキリギリスのギーッチョン ギーッチョン♪と鳴く心地いい自然の音
それに絶滅危惧種の無線機からンガーッと鳴る耳障りな音だった
大段ヶ平は夏の日中でも快適な昼寝が出来る環境やけど、東屋には先客の林業の人が昼寝していたので静かに大段ヶ平を離れた
下りはバイクのエンジンを切ったまま自転車のようにダウンヒル
エンジンの音に邪魔されて聞こえなかった自然の音を聞きつつどこまでいけるかやってみたら、麓の横行集落まで下りてきてしまいました(v^-^)
日帰りの予定で出掛けているのでぼちぼち帰路につく
養父方面に向かうと気温が上昇して行くのが肌で感じられる 日中せっかく涼しく過ごせたのにこの暑さで台無しになってしまいそう
いい気分で走っていたので昼食を取り忘れたのに気がついて「道の駅 但馬のまほろば」に立ち寄って遅めのランチタイムにする
道の駅 但馬のまほろばで選んだ昼食は…「但馬牛 牛めし」
牛炊き込みご飯の上に秘伝のタレで煮込んだ但馬牛をたっぷり盛り付けたお弁当 by 福廼屋
お肉はしっかりと牛の味がして美味しくて、ご飯までお肉の味が染みついてた
でも、最近油モノが苦手なので脂っぽいお肉はちと胃にもたれた
お弁当でお腹がいっぱいになり、帰り道いきなり眠気が襲ってくる>_
帰り道は右に左に見え隠れする月を追い掛けるようにして帰路についた
今日は初めての道を走り新しい発見と避暑の目的も果たせて充実した楽しい一日が過ごせた
次はどこへいこうかな?
「三室高原・氷ノ山避暑ツーリング」のアルバム(フォト蔵)
ツーリングメモ
日時:2013年8月17日 9:00~18:20
天気:晴
気温:26℃~38℃
距離:347.2km
燃費:33.1km/L
「三室高原・氷ノ山避暑ツーリング」の走行地図(Google Map)
より大きな地図で 三室高原・氷ノ山避暑ツーリング を表示