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写真付きで日記や趣味を思いつくまま気の向くままに。

「命」

2011-11-02 | 日記
朝の散歩、ひんやりした空気が気持ち良く美味しかった。
日の出前、東の空に大きな太陽が顔を出し始めていたよ。
佐保川でいつものように鴨の集団をみていると、やや遠方からシラサギが1羽川面から飛び上がって来てぐんぐん高く遠くへ消えていった。しばらくするとその後を追うかのようにアオサギも飛んで行った。この辺に白と黒が1匹ずつ棲んでいるらしい。

三日坊主を卒業して、やっと習慣化してきた私の早朝散歩。これらの仲間に会うとほっとして、楽しみにさえなってきた今日この頃である。
「お四国歩き遍路」もいよいよ終盤を迎えるようになってやっと実ったこの習慣、もっと早くに身に付けておきたかったなぁ・・・・・

川の堤防にはススキや虎の尾が季節を告げていた。そして田んぼの土手には雑草の可愛いピンクの花が朝露に濡れて一面に咲いていた。綺麗!コレ、小さい四角の植木鉢に植えると山野草雰囲気。明日はスコップを持って来ようかなと考えながら歩き続けた。

橋を渡ってUターンしてくると、一台の車が止まっていて、1人の男性が川の中をじっと見つめている。そこへサイレンを鳴らした赤い車が到着した。なにやら小道具を降ろし始めた。
赤い車にはRESCUEと書かれている。えっ? 何が起きたの?と近寄ってみると、川に人ならで、なにやら黒い物が浮いていた。
男性は「犬が浮いてんねん。さっき迄は未だ動いててん。救急車呼んでん。」と。

三人のレスキュー隊員さんはゴムボートに空気を入れてふくらまし、二人が櫓を漕いで乗り込み一人が岸でロープを引っ張ってという具合で、無事捕獲。大きな犬かと見えていた動物は猪だった。
男性は「犬やと思っててん。生きていたら飼ってあげるつもりやってん・・・・・」

この辺に野良犬は居ないはず。猪なんて何処からどうやって?????
迷惑顔もせず、川から上がって来られた優しい顔の隊員さんに思わす「ご苦労様でした。」と声をかけてしまった私。
とんだ捕り物帳を垣間見て、『命』を尊んでいられる人が居ることに心打たれた今日の散歩であった。