ロンドンは雨が多いので有名ですが、ウィンブルドンのセンターコートには、開閉式の屋根があります。芝の王者フェデラーは、またインドアが得意と言われ、昨年の10月のインドアの季節も絶好調で、ツアー最終戦も優勝しました。正確無比のショットを誇るフェデラーにとって、無風状態だとより有利ということでしょうか。ジョコビッチに勝利した準決勝も、雨で屋根が閉じた中での試合でした。それで、解説者は口をそろえて、屋根が閉まっていればフェデラーが有利、屋根が開いていればマレーにチャンスがあると言っていましたが、昨日は、試合開始前閉まっていた屋根が、地元のマレーを後押しするかのように、直前に開かれました。
そのせいかどうか、第1セットはフェデラーのエラーが目立って、マレーが先取。私は翌日の仕事に備えて、そこで寝てしまいました。その後、雨が降って中断した後屋根が閉じられ、フェデラーが逆転で勝利したことを知ったのは、今朝のことです。
日本は、今梅雨です。一昨日、7月7日は七夕でした。しかし雨空で、今年も星を見ることはできませんでした。この10年間で、七夕の夜に星が見られたのは、2回だけだったようです。
なぜ梅雨に七夕なのかと言うと、もともと旧暦の7月7日は、現在使われている新暦の8月か9月だったので、晴れの日も多かったはずなのです。新暦の7月7日をそのまま七夕にしたのは、少し無理があったようです。他にも、新暦になって、行事と季節が合わなくなってしまったものは、いろいろあります。その中で唯一新暦になっていないのが、お盆です。
お盆は7月15日ですが、新暦でやっている地方は少ないようです。東京や横浜の旧市街地や函館だけが、7月15日に行うということですが、明治政府の方針に忠実に従ったのが、この地方だけだったということでしょうか。かと言って、旧暦の7月15日にお盆の行事を行っているのは沖縄だけだそうで、日本の大多数の地方では、新暦の7月15日でも旧暦の7月15日でもない、7月15日から1ヶ月遅れの8月15日、月遅れのお盆に、行事を行っています。
今週7月14日は父の命日で、7回忌にあたります。母は生前、この日は甥姪みな集めて、”いとこ会”をやりたいと言っていました。母の遺志に沿って、いとこたちに連絡をしたところ、全員出席の返事をくれました。言い出しっぺの母はいなくなってしまいましたが、横浜式に新暦でお盆の行事を行うことにして、母の初盆の法要も兼ねて、九州でこの日に行うことにしました。
7月14日(土)は、午前11時までの診療とさせていただきます。ご迷惑をおかけします。