気象庁は、今回の熊本・大分の雨の程度を示すのに、これまでに経験したことのないような大雨、と表現しています。その被害の大きさに、人間が自然の前に無力であることが避けられない場合も多いことを、改めて知らされます。
もし人間がすべて悟りを開いた僧侶のように、家族や祖先や郷土や友人に対する思いや執着を捨てられれば、犠牲の大多数は防げるのかも知れません。豊かでなくても、家族や友人と離ればなれになっても、安全な土地に移り住めば。でもそのような思いや執着があるからこそ、人間だとも言えます。
あるいは、人間が皆神のように賢ければ、あれは天災ではなく人災と言われるような、福島原発の事故なども、確実に防げたはずです。しかし、人間は神ではありません。
明日午後は大分に行きますが、親類たちのいる大分の東側では、大きな被害はないようです。