横浜市都筑区耳鼻咽喉科

南山田(センター北と北山田の間)の耳鼻咽喉科院長のブログ。

耳鼻科の冬の風邪と夏風邪

2012-07-21 14:49:47 | 院長ブログ

今朝も涼しく、雨に濡れた木々の匂いが心地よくて、スウェーデンの夏の朝のような空気でした。気温が下がって風邪をひいたり中耳炎が悪化したりした患者さんたちには申し訳ないのですが、すがすがしい朝でした。

中耳炎に関係するのは冬の風邪で、暑い時期に多いいわゆる夏風邪は、あまり影響しません。多くの夏風邪や、これもこの時期にも多い溶連菌は、のどの痛みと高熱が主症状なので、たいていは小児科を受診されるのでしょうけど、耳鼻咽喉科を受診される方も多いです。ときどき耳鼻科でのども見るのですか?とおっしゃる方がいますが、耳鼻科は正確には耳鼻咽喉科ですから、のども専門分野です。

今年は夏が来るのが遅れていたので、ヘルパンギーナ手足口病といった夏風邪の立ち上がりは鈍く、国立感染症研究所のサイトでもそれが確認できます。しかし何故か、プール熱(アデノウイルスによる咽頭炎)溶連菌による咽頭炎の子の受診は、今年異常に多いのです。 感染症研究所のサイトで確かめると、溶連菌は平年並みだし、アデノウイルスはむしろ平年より少ないのですが。これは、当院の地域独特の流行なのか、のどは耳鼻科の専門だと、皆さんが思うようになって当院を受診してくださったのか、理由は不明です。

コメント
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