ひなマム一家の珍道中・ブログ版

息子・陽は高校生になりました。これまでのお弁当やざっくりな料理、家族でのお出かけの記録。ニャンコもたまに登場するよ。

廣田紬さんの生地で夏用マスク

2020年06月17日 07時52分00秒 | その他
もうじき学校再開なので、マスクを準備。
連日の暑さ、マズイよね…コロナも心配だが熱中症もかなり心配

で、夏用マスク作ってます。
京都の廣田紬株式会社さんが反物の切り売りをされていて、そこから生地を購入。
アイスコットンの生地を買おうかな〜と思ったら、もうとっくに売り切れてた
でも、マスクにいい生地があった!


2種類の生地買いました。
上のは、近江ちぢみという本麻100%のもの。夏用の襦袢に使われるんだとか。
革でいうちょっとシボが入ってるような感じ?というか、シワになっているというか。その部分が皮膚との接触面を減らして、サラッとした着け心地
下のマスクは、これも本麻100%の襦袢生地で、接触冷感のある素材。天然素材の中では最もひんやり感があるといわれてるそうな。

形は今のとこ立体マスクで。多分プリーツも作る。そのうち



上側には、水色の糸でちょっとしたシルシをつけて、上下間違わないように。

表裏で1枚ずつ使って、2枚仕立てマスクにしたよ。
ゴム紐は平ゴム4mmで、耳が痛くならなくて良い。

形は、何度も型紙を作り直して、試作も重ねて、やっと理想に近づいてからこの生地を使ったよ。
陽からのリクエストは、アゴのほうまでしっかり覆えるのがいいということでした。

廣田紬さんのこの生地、確かにひんやり感があるし呼吸も楽。通気性いいです。
(布マスクにウィルス透過性の懸念はもう置いといて。飛沫予防という観点で。)
試しに裏面にダブルガーゼ使ってるマスクを着けてみて、その後この廣田紬さんマスクを着けてみると、ひんやり感が実感できたよ
陽が試しに散歩中着用しましたが、暑い中マスクしてる自体が暑いんだけどそれでもこのマスクだと外すまで不快になるとかはないとのこと。
こもった熱さも感じなく、呼吸もしやすいとのレポです。

あ、でもいづれのマスクも使用法は熱中症などに注意しながら、ですね。


これはほぼ縮まない生地とのこと、水通しせずに作りました。
出来上がり後に水洗いしてチャコペンの跡を落とし、それからアクロンで軽く洗って干します。
アクロンで洗うと、生地のわずかなチクチク感(麻にしてはほとんどないんだけど)が落ち着きます。

タオルで水分を吸い取って干しておきました。乾きも早いよ。
アイロンフリーだし。

冷感素材って色々出てるけど、出来るだけ天然素材ので作りたかった。
肌にも出来るだけ負担の少ないもので。

もう、仕方ないのだけど…こればかりは量産が出来ない。
生地がね、ちょっとね、お高いのね…
反物の幅が40cm。
それ掛ける長さでカットしてもらうのですけど、10cmで500円です。
(つまり、40×10cmの生地で500円。)
表裏この生地を使って立体マスク1つ作るのに30cm(つまり1500円分)購入は必要なので、生地代だけでなかなかいっちゃいますね。
でも、この生地を知って、廣田紬さんのHPやブログを色々読んで、こういった布がどんなふうに工夫されて先人の知恵を織り交ぜながら作っているのかが私のような素人ながらも想像がつき、こりゃ価格は仕方ないなぁーという結論。

サイズとか生地の取り方で作れる枚数は違うと思うし、プリーツか立体かとか、表裏に使うか裏地のみか、そういうことによっても必要な分はある程度計算してから購入した方がいいかも。

ヘビロテする予定だし長く使えるのではと期待させるしっかりとしたステキな生地ですよー

母がむかーし和裁をやっていたのを見ていた記憶。
夏は浴衣もあるし着物だって夏用あるってのを覚えていたので、今回色々探して廣田紬さんの生地にたどり着くことができたのでした。 

いっぱいは作れないけど、生地をカットするのでさえ心の準備が必要ってほど緊張してしまった。
大切に使わせていただきます。

「陽の通学のお手伝いをよろしくお願いします〜」と願いながら作るのだ。