先週、水性生物に詳しいTさんと
市内の水辺探索をしてきました。
日時:2020年1月31日 13:30~17:15
天候:晴 気温:10度前後
探索した場所は
子供のころタガメを見た場所周辺と
現在住んでいる町近隣です。
昔見たタガメ
40年以上前、夏休みのこと
ラジオ体操に行く途中の水銀灯下で
カブトムシやクワガタを探し
体操の後は雑木林に向かうのが私の日課でした。
ラジオ体操は、その繋ぎでしかありませんでした。
ある日、水銀灯下の道路に
大きなものがへばりついていました。
「おっ!カブトムシが車にひかれている」と思い
近づくと、それはタガメでした。
初めて見たタガメはとても大きく
露骨なものでした。
↓ 参考画像:2017年に県下別地域にて
子供のころに見たタガメは
今でもあの地域いるのかなぁ?
この時期に水辺をガサガサしても
仕方ないことを承知の上
玉網を持って出かけました。
現地に到着し
当時の場所を転々とたどると
新しい住宅や施設が目立ち
昔あった小さな池や水溜りは
ほとんどなくなっていました。
そして、発見できたのは
エビやアメリカザリガニばかりでした。
↓ 2種のエビ
↓ 石で組まれた昔ながらの溝
↓これがいるとよろしくないらしい!
次に向かったのは現在住んでいる近隣地です。
そこは、最初の場所より明らかに
開発の進んだエリアなのですが
ある溝ではメダカやシジミ
ドジョウなどが沢山網に入りました。
↓ ドンコとメダカ
↓ シジミ
↓ マツモムシ これに刺されると痛いらしい
最後に向かった場所は二つ隣の町で
谷あいにある集落の一番上にある池です。
ここでは側溝でエビを発見した程度でしたが
その池は、あまりにも綺麗で
しばし見惚(みと)れていました。
↓ 足元にまで雲が届く
最後に
暖冬の水性生物探索で
昆虫類はほとんど発見できませんでしたが
これまであまりしてこなかった
”水辺でガサガサ” も
なかなか面白いということを実感でき
夏の行動範囲が広がったような気がしました。
タガメは
「特定第二種国内希少野生動植物種」の指定を受けて
本日(2020.2.10)より
販売や販売目的での採集が禁止されました。
そして、施行のはざまでは
沢山の個体が売買されていました。
↓ 側溝のタガメ(2017年県下にて)
これからのタガメ採取で
その目的を問われる状況になったとき
過去に販売歴があれば
少しややこしくなる可能性もあります。
また、タガメの規制を受けて
今後は外来のタガメ生体なんかも
規制されるかもしれませんし
ゲンゴロウもそのうち保護種になると考えるのが
自然な流れのように思います。
↓ タガメの卵 (2017年7月 県下にて)
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