アナログ写真から・・・
クワガタムシにはオス・メスともに大顎があります。
↓ ヒョウタンクワガタの大顎
↓ インドのオオクワガタ♂の大顎(中歯型)
↓ 中国のオオクワガタ♂の大顎(大歯型)
↓ ウスバクワガタ♂の大顎
その大顎の使い道はというと、まずは蛹室からの脱出に
続いて餌場や結婚相手を巡る戦いに。
↓ 蛹室から出てきた沖縄マルバネ♂
種によっては樹皮に傷をつけて樹液を出すためにも使用します
例)ヒメオオクワガタ
↓ ヒメオオクワガタ小型♂の大顎*先端がよく摩耗
メスに至っては産卵のために大顎も使います。
↓ アカマルバネ♀の大顎
このようにクワガタムシにとって大顎は大変重要な役割を果たしています。
↓ ギザギザがほとんどないヒラタクワガタ♂
↑野外品ですがこの程度なら支障はさほどない思います。
*先端部の欠けは採集後に欠けました。
ところが野外や飼育下ではごく希に大顎形状に異常がみつかることがあり
今日はそんな大顎を持った2例を上げてみます。
↓ ノコギリクワガタのメス 野外品
この個体は隣町に住む友人からもらったもので両方の大顎が極端に短く
先は丸みを帯びていました。
↓ 腹面から見た大顎
野外活動で摩耗したものでもないようです。
これでは産卵が困難に違いありまりません。
続いては中国のオオクワガタ、オス飼育品です。
こちらは遠方の方からいただきました。
大きさは50㎜後半です。
このサイズになると中歯型と大歯型の狭間となるようですがまだ中歯型。
向かって右側の大顎が短く、なんとも不釣り合いです。
これではものを挟めません。
この個体の大きさからして左側の大顎が本来だと思うのですが
野生では朽木内に蛹室を作るような種の場合、このようなオス(大顎)は
脱出できずに息絶えるのかもしれません。
所謂、自然淘汰というやつです。
以上 アナログ写真からでした。
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