あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

雲南省麗江(ナシ族の音楽)

2014-08-25 22:32:20 | 旅行
 済みません、投稿漏れでした。
 ナシ族は、雲南省を中心に比較的高地に住む少数民族で、ナシとは彼らの
言葉で「黒い人」のことだそうで、確かに日焼けした浅黒い人が多い。

 麗江観光の定番(かつては何も観光資源がなく、これでも貴重だったと言
うべきか。)として、ナシ族の音楽コンサートには、夕食後に多くの観光客
が訪れていた、と過去形にしてしまったが、今では、街中をブラブラしたり、
バーで飲食を楽しむ人の方が圧倒的に多い。
 
 実際に、週末にもかかわらず、観客席は5分の1も入っていないなか、延
々とコンサートが始まった。
 ほとんどの観客がゆったりとしたリズムに眠りこける中、最初から最後ま
で堪能、いや眠気と闘いながら聞くともなく聞いていた。


 何でも2千年ほどまえのインドの音楽が伝わって、ほぼそのまま残って
いるとか。

 80歳以上のメンバーが一人ずつ紹介されたが、見渡すと、拙者と同等以下
(50歳以下)は数人しか見当たらない。おそらく、この楽団は10年後には
消滅しているであろうと思われた。そう思うと、このひとときが妙に貴重に
思えてくるから不思議である。


 司会の女性は、綺麗な英語と普通語(標準中国語)で楽団や、曲目の紹介を
する。


 ときどき、ソロなどもある。(シンバルはソロって言わねーか。)


 最後に出てきたジイさんも80過ぎ。指揮者であったが、文化大革命で弾圧
され、相当苦労したとか。今は大変な資産家だそうだ。

 と、ここまではよかったが、最後にレコードの宣伝が延々と始まり、続いて
レコードが鳴り響き、終わる気配もないので、途中で切り上げてしまった。

 なんとも後味の悪いコンサートであった。

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