あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

木霊とぶ木肌に時間を刻む  あきオジ

2010-06-25 20:54:36 | 日記
時計の時間とは関係のない
時間が流れていることを感じることがあります。

・・・・・

怨んで、憎んで感情が張り裂けそうな
そんなときは一瞬がすべて

そんな馬鹿な!

でも、それが人間なのですね。
理性的判断とか
「考えれば分かるでしょ」
などと言いたがる人は
ちっとも人のことが分かっていない。

そう思うこともあり
自分もその仲間かもしれません。

・・・・・・

かすむ日やしんかんとして大坐敷  一茶

・・・・・・・

  

水辺にはインド更紗の影落とし  あきオジ

2010-06-25 16:39:05 | 日記
睡蓮はインド更紗の色合い
日本にはない色合い

ということでしょうか
日本では睡蓮を愛でる伝統はありませんね。
「きれいね」と言っても
それ以上には展開しません
「儚さ」が見えないのです。

散るから美しいのですね。

・・・・・・

めづらしや山を出羽の初茄子  芭蕉

・・・・・・

奥の細道で芭蕉は立石寺から出羽に向かいます。
先日、鶴岡にサクランボ狩りに出かけましたが
今の鶴岡にはそれらしい雰囲気はどこにもありませんでした。

・・・・・・・・・

肉じゃがを裸電球映しだし  あきオジ

2010-06-25 16:34:56 | 日記
野生の百合というか
露地に咲く百合

こんな風景なくなりましたね。

・・・・・・・

先日、下高井戸を歩いたら
惣菜屋がありました。
肉じゃがを売っていました。
懐かしい景色なのですが
いまでもあるのですね。

ちょっと嬉しい風景
埋没した時代
「ゲゲゲの女房」の世界ですね。

・・・・・・・

そのままに伸びる百合が風をうけ  あきオジ

2010-06-25 16:28:22 | 日記
昭和記念公園

百合とも違う
きすげだろうか。
すかし百合かもしれませんね
私は花の名前に疎いのです。
申し訳ありません。

生きる植物図鑑みたいな人もいますね。
その手もあるかもしれませんが
私には無理。

・・・・・・・・・

西か東か先(まず)早苗にも風の音  芭蕉

木がくれて茶摘みも聞やほとどきす  芭蕉

・・・・・

風景を手づかみにしてしまう観察眼と表現力に圧倒されますが
それは芭蕉の世界のこと

何か別の可能性があるように思えてきました。

・・・・・・・

紫陽花が重なる小道の日傘かな  あきオジ

2010-06-25 05:55:28 | 日記
俳句を作っているつもりはなく
ただ、毎日の変化を周囲に目を向けて
書き続ける。
それがいいし
それしかできない。

でも、ときおり、前の言葉を読み返して見て
そのときのことを思いだすこともあるのです。

過去のことなど思い出したくもないし
過去の句など読み返すことなど滅多にないのですが
ときおり
「これいいじゃん」と思うこともある。
そんなこともあるので
続けようと思います。