あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

振り返るとうげの上に春の富士   あきオジ

2011-04-29 05:44:54 | 日記
昭和記念公園

・・・・・・

菜の花や月は東に日は西に  蕪村

菜の花や鯨もよらず海暮ぬ  蕪村

・・・・・

いい季節ですね。
ゴールデンウイークですが予定はありません。
それもいいかもしれません。

とりあえずスポーツクラブに出かけます。

・・・・・・

ありがたく伸び続けたる藤の花  あきオジ

2011-04-29 05:24:42 | 日記
昭和記念公園です。
もう、あちこちで藤の花が伸び始めています。

・・・・・

いつま迄も忘れられた儘で黒い蝙蝠傘  放哉

友の夏帽が新しい海に行こうか  放哉

・・・・・・

今日も一日当たり前の日でありますように
そんなことが朝の願い事になりました。

人の思いは突然変わってしまうことがあるのですね。

・・・・・・・


春の森木々の裂け目に声がする  あきオジ

2011-04-28 20:52:29 | 日記
昭和記念公園

・・・・・・

五月雨の堀たのもしき砦かな  蕪村

さみだれや大河を前に家二軒  蕪村

・・・・・

「老いの才覚」曽野綾子著

「人に何かをやってもらうときは、対価を払う」ということばがあります。
当たり前のことばですが、どきっとします。
人の好意に頼ると、とことん甘えるようになりますね。

・・・・・・



不満なる顔に頬寄す花ズホウ  あきオジ

2011-04-28 20:43:53 | 日記
昭和記念公園

・・・・・・

暖簾から首の因業をつき出す  放哉

久しぶりのわが顔がうつる池に来てゐる  放哉

・・・・・・・

伊藤若冲の作品を紹介する番組を夢中になって見ていました。
一気に目が覚めました。
世の中には、自分の業にこだわる人がいて
その人によって文化は変革する。
そんなことを思いましたね。

本人がどう思うか
それはいつの時代も分かりませんね。

・・・・・・

入れ違うことばからみし春の夜  あきオジ   

2011-04-28 20:33:13 | 日記
昭和記念公園

なぜか今日は眠いのです。
病気になったのかと思うほどです。

・・・・・・・

あっさりと春は来にけり浅黄空  一茶

(52歳のときの作品です。「あっさりと」と俗語で表現したところがポイントでしょうか。このような口語のような表現が一茶の個性なのでしょうか、厭味のときもあるし、なるほどな、そんな驚きを感じることがあります。)

・・・・・・


櫻散る自分が自分である心地良さ  あきオジ

2011-04-28 06:15:25 | 日記
昭和記念公園

・・・・・・

背を汽車通る草ひく顔をあげず   放哉

(芭蕉の時代ではなく、放哉の時代の気分が伝わってきますね。芭蕉の時代にある徒歩感覚と放哉の汽車感覚と現代の新幹線感覚とは時間の流れ方が違うし、見え方も違っているのに、同じ線上にあるかのような現代俳句の世界はどうなのでしょうかね。本屋で立ち読みする程度の知識しかありませんが、難しい漢字を電子辞書でひきながら探して、プロ向けの歳時記を漁っているのでしょうか、迷走し、伝統芸能の世界に進んでいるようにも思えます。ご苦労様です。私は素人の自分だけよければいい、ひらかな俳句もどの日記をめざしています。)

・・・・・・

櫻が散って、気分も一段落ですね。
やれやれ
誰かと「お疲れ様」と声をかけあいたいほど歩きました。
ありがたいことです。

・・・・・

明日は富士霊園に出かけます。
桜はどうでしょうかね。

・・・・・・

これでもかいわんばかりの花の原   あきオジ

2011-04-28 06:04:16 | 日記
昭和記念公園のチューリップです。
嬉しくて、そして楽しくて
夢中になっています。

ついに仕事の帰りに立ち寄ったりしています。
無粋だったおやじが、こんなことになるのですね。

人の心など、いつどんなことになるか分からないものです。

・・・・・・・

ある会社の将来を嘱望されていた人が亡くなったという話を聞きました。
それぞれの人生
何もかも余計なことばかりです。

投げ出してやり直せばいいのですが
清算するというか
決算してしまうのですね。

今、しようとしていること
しなければならないことは
過ぎてしまえば、「どうでみいいこと」なのですね。
でも、当事者となると
自ら扉を閉じてしまうから
見えないのですね。

それもあるかもしれません。
やめろとか、思いなおせとか
そんなきれいごとではないのですから。

・・・・・・

濡れて荷物のさらにおもたく、旅  山頭火

(このごろ、思うことです。これでもかと思うほど吐き出さなければ何もでてこないし、飽きるほど読まないと、その作者の全体が見えてこない。中途半端で評価する過ちをしてはいけない。私は何も分からない素人なのですから。でも、山頭火とも長い付き合いになります。)

菜の花が空まい青を突き抜ける  あきオジ

2011-04-28 05:58:04 | 日記
昭和記念公園の菜の花です。

・・・・・・

さびしい手が藪蚊を打つ  山頭火

・・・・・・・

今日は仕事ですが終われば大型連休です。
でも、結婚式、法事がある程度です。
出かける予定はありません。

毎日がほぼ連休ですかから。

・・・・・

5月11日から西武球場でバラ展が開催されます。
それが五月のメーンイベントですね。

・・・・・・・

「東京物語」を見ました。
同じ映画をだらだらした気分で見るのも嫌いではありません。
この映画でもそうですし「赤ひげ」もそうですが
杉村春子の自在な演技は圧倒的ですね。
監督の指示どおりなのか
お任せなのか
素人には分かりませんが
「痛快」でもありますね。

団扇の扱い
髪の毛の扱いなど
みているだけ嬉しくなります。

きっと、専門的視点で見ている人は暗喩なども読みとるのでしょうね。

・・・・・・




春の水空の青さを映しとり  あきオジ

2011-04-27 20:36:08 | 日記
昭和記念公園です。

ひらがなで俳句を作る。
きもちはあっても、まったく作れません。
得意な「そのうち」ということでいきましょう。

・・・・・・

稲妻や畠の中の風呂の人  一茶

(このように一茶には舞台装置のように田舎を装置として持ち出すことが多いですね。一茶の暮らした土地に、このような楽しみがあるとは思えないのですが、東京にはない装置を準備して俳句を作っている。そこが一茶の面白いことです。蕪村にしてそうなのですから、それくらの虚構が混じっているくらいがちょうどいい。)

入社式どこを見てもチューリップ  あきオジ

2011-04-27 20:28:17 | 日記
昭和記念公園

・・・・・・・・

幾重ある菩提の花を数へみよ  良寛

可惜(おしむべき)虚空に馬を放ちけり  良寛

・・・・・・

乱反射ビルの櫻は空回り  あきオジ

おでん喰う春の盛りの牡丹かな  あきオジ

・・・・・・・

「さまえるオランダ人」を聞きました。
もっとも苦手なオペラです。
真面目に聞くことは無理なので
DVDを流しながら、ブログの更新をしました。
それくらいがちょうどいいです。

・・・・・・