昨日は当ブログに直木賞作家・恩田陸の小説に関して投稿した。
短編小説「線路脇の家」を読んでのことである。
氏の受賞作品は「蜜蜂と遠雷」というタイトル。まだ読んでいないが。
恩田陸は稲門の出である。昨年に続く稲門出の直木賞作家の
誕生ではある。近年、豊作が続くようである。
一方の三田は不作が続く。一番近いところでは池井戸潤(2011)
車谷長吉(1998)(故人)などであろうか。
彼らの出身母体である「三田文学」は永井荷風が創設した由緒ある
文芸誌である。昨年までは福田拓也氏が、現在は関根謙氏が編集長
を務めている。
しばらく日の目を見ない三田の作家たちである。
復活の兆しはあるのであろうか。