チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

人生の半分を過去に生きることがクラシック音楽好きのサダメなんでしょうか?

雑誌『テアトロ』と帝国劇場芸術祭(1946)

2014-06-18 20:54:25 | 音楽の本

総合演劇雑誌『テアトロ』の再刊第1号の表紙です。デザインがハイカラ。



裏表紙には帝国劇場の「芸術祭」の宣伝がありました。

高名な人ばっかりです。


ソプラノ 山口淑子(1920- 2014、李香蘭(りこうらん)として有名※↓写真)

ピアノ 安川加壽子(1922-1996、パリ育ち)

ヴァイオリン 諏訪根自子(1920-2012、美貌の天才少女)

ピアノ 井口基成(1908-1983、ピアノ教育者としても有名)



1946年10月って終戦からまだ1年しか経っていないです。すごいスピードの復興ぶりがうかがわれます。音楽は当時の人々に大きな勇気を与えたことでしょうね。

 

↓帝国劇場(明治44年築)

 

※李香蘭(『報道写真にみる昭和の40年』読売新聞社)


レコード芸術創刊号目次

2014-04-25 22:27:21 | 音楽の本

物置から出土したレコード芸術昭和42年3月号(ボロボロ)の巻末に、23ページにわたって創刊号から昭和41年12月号までの目次が載っていました。

記念すべき創刊号は昭和27年(1952年)の3月号で、表紙はトスカニーニだったんですね。


価格は98円。座談会記事が2つ組まれています。一つは「レコード音楽のありかた」、もう一つは「レコード会社の立場」。どっちもあんまり面白くなさそうですが、なんと、「あらえびす」(野村胡堂1882-1963)が座談会に参加しています。ちょっと読んでみたい。国会図書館とかにあるのかな?

それと昭和28年12月号までは毎号、別冊楽譜が付録についていたんですね。創刊号の楽譜はタルティーニの「悪魔のトリル」でした。創刊号なんだからもっと縁起のいい曲にすればいいのに~

ちなみに我らが宇野功芳先生の名前が初めて見出せるのは昭和32年(1957年)11月号の「ブルーノ・ワルターの芸術」という記事です。現役長いですね!

↓創刊号から昭和27年10月号まで