たくさんある交響曲の中でも第1楽章冒頭の美しさが際だつベスト2は、自分としてはシベリウス6番とグラズノフ4番だと勝手に思っちょります。
グラズノフの4番はイングリッシュホルンのソロがシェエラザー度高いしその後もデリカシーとナイーブさの極み!ほんま泣かせてくれますわ。
ただ、シベリウス6番ではフィナーレにさらなる泣かせ場が用意されてるっつーのに、グラズノフ4番の終楽章ときたら、いろんな方が指摘しているように結局はセンチメンタ~レ気分ぶち壊しのドンチャン騒ぎ。
グラズノフは第6交響曲にしてもどうして悲愴交響曲のまましっとり終われへんのかなー?
そうすりゃ日本でももっと人気出てたと思うのに。。スペシャリスト尾高忠明さんにそのへん質問してみたいっす。
でも考えようによっちゃグラズノフはわざとらしいことの出来ない、正直で照れくさがりの人だったのかもしれませんね。結局は好きで繰り返し聴いちゃってるし。人間的には一番信用できます!?
ところでグラズノフって室内楽ではどうなんだろう?弦楽四重奏曲第5番と弦楽五重奏曲は以前から聴いてて、第1交響曲みたくノスタルジー王国に連れてってくれてイイなーって思ってたんですが、他はいまいち聴いてなかったのでCD買いました。やっぱ交響曲と同じドンチャン傾向なのか?じっくりつきあっていきたいです。
ユトレヒト弦楽四重奏団のCD,めちゃ誠実で丁寧な演奏、音質も良いですね(人気あるのか3&5番は売れ切れで入荷待ち。くっそー)。
それにしても晩年の6番と7番は眠くなりますが。。やさしいじーちゃんの話をきいてるみたいでホッとできます。
(シマダマサオさんの『ロシア室内楽倶楽部』すごく参考にさせていただいています~)