朝比奈隆氏と共演した際、グレン・グールドはとっても変だったそうなのですが、そのヘンさを裏付けるような記述をみつけました。
レコード芸術昭和40年4月号の「たしかに奇人だが...」というチェンバリスト橋本英二氏による記事です。
奇人っぷりエピソード3つ。
その1 → グールドは人々との握手によってバイキンが自分の手に感染するのを恐れ、いつも手袋をはめて握手する
その2 → あるレセプションの席上、コロムビアの社長が偉大な芸術家に親愛の情をこめて固い握手をしようとしたところ、怒ったグールドは社長の頬をひっぱたいた
その3 → ジョージ・セルと協演のためのリハーサルの後、セルは「やれやれ、小生意気でうるさい若僧だが、滅法うまい奴だ」と傍らの人に嘆息をもらした
。。。潔癖症でコナマイキな奇人、ますますグールドのCDが面白く聴けそうです。