ピアニスト、ルドルフ・ゼルキン(Rudolf Serkin, 1903-1991)は1965年に初来日しています。
そのときの演奏会については詳しくはわからなかったのですが、東京文化会館アーカイブによると、少なくとも5月18日にはペーター・マーク指揮読売日本交響楽団とモーツァルトの協奏曲第27番を、5月24日にはケネス・オルウィン指揮同オケとベートーヴェンの協奏曲第3番及び皇帝を弾いています(パワフルですね)。ちなみにN響とはやっていません。
ところで『藝術新潮』1965年7月号によるとこの来日時にゼルキンは5人のピアニストに公開ピアノレッスンを行ったそうです。
レッスンを受けているのは江部公子さんというかた(場所、日付不明)。ゼルキン、やさしそう。純真無垢な音楽青年のまま年齢を重ねたって感じがいいですね。
↓ 若い頃のゼルキン(『レコード音楽』1940年7月号より)
(来日公演や公開レッスンについて情報を追加していきます。)