モールス音響通信

明治の初めから100年間、わが国の通信インフラであったモールス音響通信(有線・無線)の記録

トンツウ時代の想い出

2017年10月10日 | 寄稿・戦時のモールス通信
トンツウ時代の想い出 ◆寄稿 平山 新平 トンツウ時代、それは1世紀近くも前にさかのぼる。 私がモールス符号の存在を知ったのは、小学校を終えた頃、従兄弟が仙台逓信講習所を出て、地元の特定郵便局に勤めていたので、郵便局には関心があった。「郵便」「電気通信」の2事業を逓信省が所管していた時代である。 実は、義務教育を終え、病弱の父を助け、一刻も早く給金が取れる身になるため、町内の某事業所で使丁 . . . 本文を読む