明治・大正・昭和に生きた文学者12人の知られざる愛の物語のノンフィクション。
ここに取り上げられている12人のうち、知らなかったのは鈴木しづ子さんという俳人だけ。
中島敦がとても若いうちに亡くなっていたのにはびっくり。
小林多喜二が特高に虐殺されたのは、知ってたけどそのご遺体の様子があまりにもひどくて恐い。
最期に一緒に住んでいた女性が「アンダンテ・カンタビレ聞く多喜二忌」という句を残してのたは、知っていた。
でもその前に少し一緒に住んでいた恋人がいて、その人は「自分は多喜二にふさわしくない」と身を引いて、戦後どんな取材が来ても一切語らずその生涯を終えたこと。
「檸檬」の梶井基次郎が宇野千代に憧れていて、ただそれだけの話だと聞いていたけど、本当は謎なこと。宇野千代はずっとその辺りをぼかしていて何も言わなかったこと。
ストーカーみたいなことをしていた近松秋江など。
作家達の意外な一面を垣間見ることが出来た。昔の人って、一切何も語らずってのが多いね。
何でもSNSで発信しちゃう今とは、大違いだ。
新聞で紹介されてて読んだめちゃくちゃ面白いミステリー。
「横溝正史ミステリ大賞」受賞作。
著者の藤崎翔は、元お笑い芸人でギャグ?お笑い?みたいな要素がたくさん。
登場人物も本当にその辺にいる人たちだし、起こる事件もニュースで報道されてるような事件が多い。
二転三転して、「とてもすばらしい善人」→連続殺人犯→やっぱり良い人だった。
でも最後の大どんでん返し。私はこの大どんでん返しは、あかんのちゃう?と思うけど。
それでも今、ありがちな事象だわ。
一気に一日で読めてしまった。最後の辺は、仕事行く時間が迫ってきて、真剣に「これ読み終えて少し遅れて行ったろか?」と思ったくらい。もちろんちゃんと化粧もして定刻に行きましたが。
この人のが又読みたくて、今もう一冊頼んでる!もちろんAmazon中古で。
鯖の水煮缶詰とホールドトマトの缶詰とその辺にあったピーマンで。
鯖のお出汁が出ておいしい。意外に合うのね、鯖とトマト。
モリオリママさんとこで紹介されてた「ポテトウエッジ」。
早速作ってみた。パルメザンチーズが切れてたから、なしで。色んなスパイスでね。
おいし~い。じゃがいも4個をパパと二人で完食!
オーブントースターで気軽にできるのがいいね。
久しぶりにまともなものを作った気が~