社員食堂にお勤めの女性が「松本清張賞」を取り「食堂のおばちゃん、受賞する」と話題になった本。
たまたま図書館にあったので、借りてみた。
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あらすじは、こんなの。
冒頭の情景描写がめんどくさくて読まずにほってたんだけど、返却日も近づいたしと思って読むのを進めていくと面白くて、あっという間に完読。
確かに面白いことは面白いんだけど、「期待外れ」かなあ。
もっと壮大なもの?サスペンスを期待してたんだけどそうでもない。
確かに実在の人物やら架空の人物入り混じって、出てくる人物もやけに豪華なんだけど。
ノンフィクションで読んだ戦争中の中国の様子などと重なり合うけど、それほどでもないと言うか。
違和感を感じたのは、最後の辺の主人公=女性の言葉。
「おばさんは、強くないと生きていけない」みたいな主旨の言葉。
この感覚って最近のことでしょ?
戦後すぐだと「おばさん」(今のイメージ)の概念はなかったろうし。
現代物なのか時代物なのかよく分からない感じがしました。
でも、2時間ドラマにしたらいいかもね。
ゴージャスな女優さんに演じてもらうか?
ミステリー小説なので、そのストーリーには次々と都合良いタイミングで出会いがあったり事件が発生します。あまりに、きらびやかで紆余曲折の物語になっていいるので、次々とページを繰って読んでみたくなりました。(最後の20ページくらいは到着した新幹線京都駅の待合室に座って読了)・・・面白かった、けれど、どこかハーレークイン小説みたい(そちらはほとんど読んだことないけれど)。笑
hirorinさんの「おばさんは・・・」のところは、私には印象がありません。私が男だからかなあ。 あなたのコメントから連想したのは、「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラの最後のセリフ「After all, tomorrow is another day.」でした。 どうなんでしょうね。
図書館に寄った時にたまたまあったので「そうやそうや、食堂のおばちゃん~の本や」と思って借りてみました。
確かに読み出すと一気に読めてしまって。展開も早いし、面白いことは面白かったです。
でも、いまいち薄いような気がして。
いや、薄ければ薄いでいいのですが。
重い小説を読むとどーんときてしまいしんどくなるし。
ただ女性が書いたにしてはラブシーンの描写がちょっと~
「おばさんは~」はびっくりしてしまいました。この時代の女性は言うかなあ?と思って。
時代劇でも現代みたいなせりふを聞くこともあるのでそんな感じでしょうか?
「風と共に去りぬ」、映画館でもテレビでも見ました。
あの有名なセリフですね。
やっぱり風と共に去りぬの方が大迫力で、重みがあります。
力強く明日を生き抜こうみたいな。
それにしても何でスカーレットは、あんなにアシュレーが好きだったのか?
拒否されると追いかけたくなる?
自分を振るなんてって彼女のプライドが許さなかったのでしょうかね。